研究」カテゴリーアーカイブ

【研究】キャピトルの産みの親

キャピトル・レコードは作詞家のジョニー・マーサーがポール・ウェストンほかの音楽家仲間と協力して作った会社だが、当初は利益など無視していい音楽作りにはげんでいたため、会社としては小さいままだった。そもそも作曲家や作詞家が社長や重役に収まったからだが、いろいろな意味でいいレコードを作るように徹底した方策をとった。

【研究】ボサノヴァについて

ボサノヴァの定義は非常に難しい。ボサノヴァはブラジルの音楽家たちがアメリカの巨大市場を目的に、サンバをアメリカ人にも判るように易しく単純にしたものだとか、反対にアメリカ人が自分たち向けにサンバをまるでインスタント食品のように気の抜けたものに作り上げたのがボサノヴァだとか、従ってボサノヴァとはブラジルにはなくアメリカの音楽、アメリカのブラジル風音楽だ、という極端な説もある。

【研究】歌のなかの様式性と現実性([Guess Who I Saw Today]についての考察)

こういう歌が日本人に好かれるかどうかはともかくとして、日本のジャズ歌手はこういう歌がうまく歌えないというのが現状ではないだろうか? 発音が依然として英米人に判るようなものになっていないことが一つだし、歌を歌うときの心構え、その精神が欧米と日本とでは未だに大きく違うということがもう一つである。