【研究】映画『Rosalie』の主題歌 映画『Rosalie』はそのオリジナルのミュージカル【Rosalie】に較べてとくにいいというわけでなく、これといって刺激のない退屈なものだったが、興行的には成功した。またその主題歌の[Rosalie]は50万枚も売り、かなりヒットした。
【研究】ロレンズ・ハート 3 リチャード・ロジャーズがかつて Dramatists Guild Quarterly に書いたロレンズ・ハートについての談話をマックス・ウィルク著《They’re Playing Our Songs》から再引用してみよう。
【研究】ロレンズ・ハート 2 パラマウント映画社の制作に従事していたメル・シャウアー Mel Shauer はラリィ(ロレンズ・ハート)と仲がよく、’30年代初めに二人で一緒に部屋を借りて住んでいた。彼の語るラリィ像は生き生きとしていて、とても興味深い。その一部を引用してみよう。
【研究】ロレンズ・ハート 1 リチャード・ロジャーズ/ロレンズ・ハートの次のミュージカル【I married an angel】(’38)を演出したジョシュア・ロウガン Joshua Logan は、このときちょうど30歳だった。彼はのちにブロードウェイ・ミュージカルの演出家として成功し、映画監督としても有名になるが、この演出は初仕事だった。
【研究】アニタ・オデイの[You’re the Top] アニタ・オデイの[You’re the Top]はヴァース1、コーラス1と歌ってから、自分で造った歌詞に入っていく。もうよく知られているが、You’re the Bop! と歌ってジャズ・ファンを驚かせ喜ばせた。
【研究】[You’re the Top] ’94年に出版されたティム・ドライル Tim De Lisle 編集の《Lives of the Great Songs》という本がある。英国の新聞の日曜特集の記事を一冊の本にまとめたもので、有名なスタンダード曲などを一曲一曲べつべつに記者や評論家が担当して、その生い立ちやヒットのその後まで研究した、とても珍しい興味深い本である。
【研究】1930年代のソングライターと映画 マックス・ウィルクのインタヴューで、ハリー・ウォレンは[You Must Have Been a Beautiful Baby]や[Jeepers Creepers]を書いたころのことについて語っている。
【研究】ビッグバンドの時代からソロ歌手の時代へ デイヴ・マンはアレンジャーとしてだけでなく、ピアニストとしても多くのレコーディングに参加していて、たとえばフランク・シナトラの[I Fall in Love Too Easily]のソロは彼が弾いている。
【研究】ワイルダーのロジャーズ論 アレック・ワイルダーの作曲家に対する批判はいつも辛辣だ。だがもちろん褒めるときも単刀直入で言葉に濁りがない。彼のリチャード・ロジャーズ論をその著書《American Popular Song:The Great Innovators 1900-1950》(Oxford University Press, 1972)からかいつまんで紹介しよう。