[On Green Dolphin Street]On Green Dolphin Street ラナ・ターナー Lana Turner、ヴァン・ヘフリン Van Heflin、ドナ・リード Donnna Reed らが主演した’47年の映画『Green Dolphin Street』の主題歌で、音楽を担当したブロニスロー・ケイパーの書いた曲にネッド・ワシントンが作詞している。
[Invitation]Invitation これはブロニスロー・ケイパーが作曲して1952年の同名の映画『Invitation』(MGM)にインストゥルメンタルとして背景に使われた曲だ。が《The New Real Book: vol.3》などの曲集のクレディットには’44年とあり、厳密には’44年に書かれたようだ。
[All the Things You Are]All the Things You Are ジャズのスタンダードとしてはトップの方に位置する、大変有名な曲だ。ただ、たいていは演奏でそれもごく速いテンポで奏されるものとして、知られてきたと思う。歌としてはその内容からもゆっくりとしたバラードでしか歌いようのない曲である。
[Yesterday]Yesterday ビートルズの結成後、初期の大きなヒットの一つとなった曲だ。’65年6月に録音され、9月に発売されたが、その後これはジャズ歌手にも多く歌われ、ビートルズ・ファン以外の一般の人にもかなりよく知られるようになった。ポール・マッカートニーの作らしいが、それまですべてクレディットは二人の共作になっていたので、これもそうなった。
[Can’t Help Lovin’ Dat Man]Can’t Help Lovin’ Dat Man これはハマースタイン二世とジェロウム・カーンがミュージカル【Show Boat】に書いた曲で、’27年の有名な作品だ。なかではヘレン・モーガン、ノーマ・テリス Norma Terris、ハワード・マーシュ Howard Marsh らが歌った。
[Song Is You, The]The Song Is You これはハマースタイン二世作詞、ジェロウム・カーン作曲で1932年のミュージカル【Music in the Air】に使われた曲だ。そのなかではテュリオ・カーミナティ Tullio Carminati とナタリィ・ホール Natalie Hall がこれを歌った。
[White Christmas]White Christmas おそらくクリスマス曲のなかでももっとも有名になった曲の一つで、アーヴィング・バーリンが1942年に作詞、作曲したものである。そして同年の映画『Holiday Inn』(Paramount)に入れられ、そこではビング・クロズビィが歌った。
[Christmas Song, The]The Christmas Song お馴染みトーメ/ウェルズのコンビによるクリスマス曲で、同じかそれに近い題名のものがいくつかあったので、普通は括弧して(Chestnuts Roasting on an Open Fire)と曲名のあとにつけて言及される。クリスマス曲としては珍しくジャズィな雰囲気のある曲である。
[Silver Bells]Silver Bells これはジェイ・リヴィングストンとレイ・エヴァンズの’50年の作で、’51年のパラマウント映画『The Lemon Drop Kid』に使われた。そこではボブ・ホウプ Bob Hope とマリリン・マクスウェル Marilyn Maxwell が歌っている。
[Rudolph the Red-Nosed Reindeer]Rudolph the Red-Nosed Reindeer 邦名[赤鼻のトナカイ]で日本でもよく知られているこの曲は、最初はカントリー・ウエスタン歌手ジーン・オートリィ Gene Autry が1949年に歌ってヒットした。作曲のジョニー・マークスが歌詞も書いたが、それは彼の義理の兄弟であるロバート・L・メイの書いた子供向けの物語りをもとにしていたので、彼はメイにクレディットを与えている。