[Angels from the Realms of Glory]Angels from the Realms of Glory アイルランド人のジェイムズ・モントゴメリーが1816年のクリスマス・イヴに新聞に発表した詩に、のちにヘンリー・T・スマートが作曲してできあがったキャロル(聖歌)である。モントゴメリーは1771年にスコットランドで生れている。
[Angel Eyes]Angel Eyes 作編曲と弾き語りで鳴らしたマット・デニスの’46年の曲で、アール・ブレントが作詞している。デニスの話によると、最初に録音したのはデューク・エリントン楽団でハーブ・ジェフリーズ Herb Jeffries の歌だそうだが、レコード会社が潰れてしまい、それ以上売れなかった。つづいてナット・キング・コウルも録音したが、それもそうは売れず、エラ・フィッツジェラルドがノーマン・グランツ盤も含めて累計5回かそれ以上も録音し、ショウの中に毎回入れたのでヒットしていったという。
[Alone Together]Alone Together ディーツトシュウォーツのコンビが’32年のミュージカル【Flying Colors】に書いた曲で、そのなかでクリフトン・ウェブ Clifton Webb とタマラ・ジーヴァ Tamara Geva が歌った。
[Almost Like Being in Love]Almost Like Being in Love これはラーナーとロウのコンビが’47年につくったミュージカル【Brigadoon】のなかに使われた曲で、デイヴィド・ブルックスとマリオン・ベルによって歌われた。
[All the Things You Are]All the Things You Are ジャズのスタンダードとしてはトップの方に位置する、大変有名な曲だ。ただ、たいていは演奏でそれもごく速いテンポで奏されるものとして、知られてきたと思う。歌としてはその内容からもゆっくりとしたバラードでしか歌いようのない曲である。
[All of Me]All of Me ヴォードヴィル・スターのベル・ベイカー Belle Baker が1931年にラジオでこの曲を歌って有名になった。作詞曲家マークスとスィモンズが彼女に曲を提供し、車の街デトロイトのフィッシャー劇場の舞台で彼女が歌った。ベイカーはちょうど夫を失ったところで、歌詞のなかにある個人的な喪失感にうたれて舞台で泣き崩れてしまった。新聞がそれを報じ、この曲はまもなくヒットしていった。
[Alfie]Alfie デイヴィドとバカラックのお馴染みの曲だが、もとはマイケル・ケイン主演の同名の映画の主題歌である。そのサウンド・トラックではシェール Cher が歌ったが、レコードはディオンヌ・ウォーウィック Dionne Warwick のものが売れた。
[Ain’t Misbehavin’]Ain’t Misbehavin’ 言わずと知れたファッツ・ワーラーのナンバーだが、ワーラーとアンディ・ラザフのコンビでつくった曲のなかでももっともよく知られたもので、大変多くの人が歌っている。