[Maple Leaf Rag]Maple Leaf Rag スコット・ジョップリンが1899年に出版した曲で、書いたのは1897年か’98年かはっきり判っていない。いわゆるラグタイムとして最初はインストゥルメンタルだったが、1903年にスィドニー・ブラウンが劇場用に歌詞をつけた。
[Love (L-O-V-E)]Love (L-O-V-E) 日本でもポップスとしてヒットしたので、かなりよく知られている曲だ。ドイツ人トランペッターのベルト・ケンプフェルトが曲をつくり、ユダヤ系のミルト・ゲイブラーか歌詞をつけるという、戦前戦中にはありえない、戦後20年のアメリカでしか起きえないような奇跡の組み合わせでできた曲である。
[It’s Not for Me to Say]It’s Not for Me to Say 1957年の映画『Lizzie』に入れられ曲で、アル・スティルマンが作詞、ロバート・アレンが作曲している。ジョニー・マティスが歌ったものがレイ・コニフ編曲で出て、彼のベスト10入り最初の曲となった。
[It’s Always You]It’s Always You 作詞のジョニー・バークと作曲のジミー・ヴァン・ヒューゼンが1941年に書いた曲である。二人はパラマウントと契約してビング・クロズビィの映画に音楽を提供するために西部へ行き、これはその最初の曲となった。
[It Was a Very Good Year]It Was a Very Good Year 1961年にアーヴィン・ドレイクが書いたもので、4年後にフランク・シナトラのレコードが出て有名になった。歌詞は人生のなかのいろいろな年に関係をもった女性を回顧していく内容だった。
[In Love in Vain]In Love in Vain リーオ・ロビンとジェロウム・カーンによって書かれ、映画『Centennial Summer』(1946)に使われた。そこでは主演のジーン・クレイン Jeanne Crain が歌い、声はルーアン・ホウガンLouanne Hogan がふきかえた。
[If You Knew Susie]If You Knew Susie B・G・デスィルヴァ作詞、ジョウゼフ・マイヤー作曲で、本来はアル・ジョルソンのために書かれたものだった。しかしそのときはあまり注目を集めず、エディ・キャンターが1925年に歌って、5週間チャートのトップを維持してヒットした。
[I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life]I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life サイ・コウルマンが書き、ジョウゼフ・A・マカースィが歌詞をつけた曲で、1955年の作品だ。コウルマンがまだ無名に近いときで、ナット・キング・コールがとりあげて歌い、多くの人に知られるようになった。
[I’m Coming, Virginia]I’m Coming, Virginia ウィル・マリオン・クックとドナルド・ヘイウッドの共作で、1926年の作品だ。クックとヘイウッドは、二人とも立派な音楽家であり、どちらがこの曲を書いたのかはっきりしない。
[I’ll String Along with You](You May Not Be an Angel but) I’ll String Along with You アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、1934年の映画『Twenty Million Sweethearts』に使われた曲である。この映画にはディック・パウエル Dick Powell、ジンジャー・ロジャーズ、ミルズ・ブラザーズ、テッド・フィオリト楽団 Ted Fio Rito & His Orchestra などが出演し、フィオリト楽団でマズィ・マルセリーノ Muzzy Marcellino 歌のレコードが5月に出て1位を5週維持し、14週チャート入っていた。