[Anniversary Song, The]The Anniversary Song アル・ジョルソンの最初の伝記映画『アル・ジョルソン物語 The Jolson Story』(1946)のなかに挿入された曲で、彼が主演のラリー・パークスに吹き替えて歌った。作詞はソール・チャップリンで、クレディットには彼とジョルソンが名を連ねている。
[Angel Eyes]Angel Eyes 作編曲と弾き語りで鳴らしたマット・デニスの’46年の曲で、アール・ブレントが作詞している。デニスの話によると、最初に録音したのはデューク・エリントン楽団でハーブ・ジェフリーズ Herb Jeffries の歌だそうだが、レコード会社が潰れてしまい、それ以上売れなかった。つづいてナット・キング・コウルも録音したが、それもそうは売れず、エラ・フィッツジェラルドがノーマン・グランツ盤も含めて累計5回かそれ以上も録音し、ショウの中に毎回入れたのでヒットしていったという。
[And the Angels Sing]And the Angels Sing ベニー・グッドマン楽団に在籍していたトランペッターのズィギィ・エルマンが作曲し、最初は Fralich in Swing という名でバンドのインストゥルメンタルとして発表された曲だ。
[Among My Souvenirs]Among My Souvenirs エドガー・レズリィとホレイショウ・ニコルズの’27年の作品だが、’29年のミュージカル映画『Paris』に挿入使用された。そのときは莫大なヒットというわけではなく、この曲は以後も地味な存在だったが、’59年にコニィ・フランスィス Connie Francis が歌ったMGM盤がミリオン・セラーになって、大きくリヴァイヴァルした。
[Amapola]Amapola これは元もとジョセフ・M・ラカーレという人がつくったスペインの曲で、スペイン語の歌詞がついていたが、’24年にアメリカで歌詞なしでヒットした。ラカーレは英詩をつけていたがそれはほとんど歌われず、メロディのみのヒットだった。
[Am I Blue?]Am I Blue? ’29年のミュージカル映画『On with the Show』のためにアクストとクラークが書いたもので、そのなかではエセル・ウォーターズ Ethel Waters が歌った。
[Always]Always アーヴィング・バーリンが1925年に【The Cocoanuts】というショウに入れるつもりでつくったワルツだが、結局使われずに終り、ミュージカル、映画とは関係ない。しかしのちに映画『Christmas Holiday』(Universal, 1944)で使われ、ディアナ・ダービンが歌ってリヴァイヴァルしている。
[Alright, Okay, You Win]Alright, Okay, You Win ’55年にカウント・ベイスィ楽団をバックにジョウ・ウィリアムズの歌でヒットした曲で、スィド・ワイチとメイム・ワッツの二人が書いている。この曲は有名なスタンダード曲にはなったが、スタンダード曲のなかではかなり新しい方に属する曲だ。
[Alone Together]Alone Together ディーツトシュウォーツのコンビが’32年のミュージカル【Flying Colors】に書いた曲で、そのなかでクリフトン・ウェブ Clifton Webb とタマラ・ジーヴァ Tamara Geva が歌った。
[Almost Like Being in Love]Almost Like Being in Love これはラーナーとロウのコンビが’47年につくったミュージカル【Brigadoon】のなかに使われた曲で、デイヴィド・ブルックスとマリオン・ベルによって歌われた。