[At Last]At Last これはマック・ゴードン作詞、ハリー・ウォレン作曲で1941年のミュージカル映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた曲だ。そのなかではグレン・ミラー楽団がこの曲を演奏し、さらに翌年のミュージカル映画『Orchestra Wives』(20th Century-Fox)でも彼らがこの曲を演奏した。
[As Time Goes By]As Time Goes By この曲は映画『カサブランカ Casablanca』の主題歌として有名だが、最初は’31年のミュージカル【Everybody’s Welcome】のためにハーマン・ハプフェルドが書いたものだ。そこではマークス兄弟の映画にも出演していたフランスィーズ・ウィリアムズ Frances Williams が歌い、139公演を消化し、レコードはチャートに二回昇った。
[As Long as I Live]As Long as I Live アーレンとケーラーは1932年から’34年まで三年つづけて【Cotton Club Parade】というダン・ヒーリィ Dan Healy 演出製作のコットン・クラブでのショウをてがけている。
[Around the World]Around the World 有名な映画『八十日間世界一周 Around the World』(United Artists, 1956)の主題歌で、当時はアメリカだけでなく世界中でヒットし、日本人も知らない人がいないくらいに知られる曲となった。
[April Showers]April Showers デスィルヴァ作詞、スィルヴァース作曲で’21年のアル・ジョルソンのミュージカル【Bombo】に使われた曲で、ジョルソンの得意のナンバーになった。
[April in Paris]April in Paris E・Y・ハーパーグとヴァーノン・デュークが’32年のレヴュー【Walk a Little Faster】に書いた曲で、なかではイーヴリン・ホイ Evelyn Hoey が歌った。
[Anything You Can Do]Anything You Can Do アーヴィング・バーリンが1946年のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いたもので、そこではエセル・マーマンとレイ・ミドルトンが歌った。その映画化『Annie, Get Your Gun』(MGM, 1950)ではベティ・ハットンとハワード・キールが歌っている。
[Anything Goes]Anything Goes これはコウル・ポーターの作詞曲で、’34年の同名のミュージカル【Anything Goes】に入れられたので良く知られている。このショウは’20年代から’30年代にかけて有名なヒットミュージカルを次から次へと手がけていた、ガイ・ボルトン Guy Bolton とウドハウス P. G. Wodehouse のコンビの原作脚本で、難破船のうえで展開していく喜劇だった。
[Any Place I Hang My Hat Is Home]Any Place I Hang My Hat Is Home ジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲で、1946年のミュージカル【St. Louis Woman】に使われた曲である。その中ではロバート・ポウプによって歌われた。
[Any Old Time]Any Old Time アーティ・ショーが詞曲とも書いて1938年6月にレコードにした曲で、彼のクラリネットがフィーチュアされ、ビリー・ホリデイが歌って有名になった。チャートに入るほどのヒットではなかったが、ホリデイとショーの唯一の曲として印象深いものとなった。