[Beautiful Friendship, A]A Beautiful Friendship ドナルド・カーンとスタンリー・スタインの1956年の作品である。スタイン作詞、カーン作曲となっているか、カーンは作詞にも関与しているかもしれない。ミュージカルや映画に使われたのではないので、あまり詳しいことが掴めなかった。
[Be My Love]Be My Love サミー・カーンとニコラス・ブロツキィの’49年の作でマリオ・ランザ Mario Lanza のレコードがヒットしたが、その翌年、MGM映画『The Toast of New Orleans』に挿入され、そこではマリオ・ランザとキャスリン・グレイソンが歌った。
[Be Anything]Be Anything これはアーヴィング・ゴードンが詩、曲とも書いたもので、1952年の作品である。エディ・ハワード Eddy Howard (1915-63)が同年三月末に出したものがヒット・チャートに16週間顔をだし、最高で七位までのぼった。
[Baubles, Bangles and Beads]Baubles, Bangles and Beads ’53年のミュージカル【Kismet】のためにライトとフォレストのコンビが書いた曲で、同じく挿入された[Stranger in Paradise]はボロディンの歌劇からメロディをとっていたが、この曲は弦楽四重奏からメロディをとっている。
[Baltimore Oriole]Baltimore Oriole ホウギィ・カーマイケル作曲、ポール・フランスィス・ウェブスター作詞の’42年の曲で、映画やミュージカルとは直接関係ない曲だ。が二年後に、ヘミングウェイ原作でカーマイケル自身も出演した映画『To Have and Have Not』(Warner, ’45)のサウンド・トラックに、インストゥルメンタル曲として使用された。
[Baby, It’s Cold Outside]Baby, It’s Cold Outside フランク・レッサーが’48年に書き、’49年の映画『Neptune’s Daughter』(MGM)に使われた。この映画はエスター・ウィリアムズ主演のコメディで、リカルド・モンタルバン Ricardo Montalban、レッド・スケルトン、ベティ・ギャレットらが出演し、なかではウィリアムズとモンタルバンがこの曲を歌い、そのコメディ版をスケルトンとギャレットが歌った。
[Avalon]Avalon B・G・デスィルヴァが歌詞を、ヴィンセント・ロウズが曲を書き、アル・ジョルソンがウィンター・ガーデン劇場の彼のショウ【Sinbad】で歌った曲で、’20年にクレディットされている。
[Autumn in New York]Autumn in New York 作詞、作曲ともヴァーノン・デュークによる作品で、’34年の12月初演のレヴュー【Thumbs Up】に使用された。珍しく彼自身が作詞を担当した曲で、’32年の12月に開演した【Walk a Little Faster】にデュークは[April in Paris]を書いていた、やや題名の雰囲気が似ているせいでこの曲はその続編のように見られた。
[At Sundown]At Sundown これはヒット曲を多く書いていたウォルター・ドナルドソンが、’27年に歌詞、曲とも自分で書いた最初の作品である。そしてウクレレ・アイクことクリフ・エドワーズがパレス劇場で歌って披露した。
[At Long Last Love]At Long Last Love コール・ポーターが’38年のミュージカル【You Never Know】に書いた曲だが、このミュージカルは不評で78回で閉めてしまい、この曲だけが人気がでてヒットした。