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[Beyond the Blue Horizen]Beyond the Blue Horizen

この曲はリーオ・ロビン作詞、リチャード・ホワイティング、フランク・ハーリング作曲で、1930年の映画『Monte Carlo』(Paramount)のためにつくられた。主演はジャネット・マクドナルドで、彼女が汽車のピストンや車輪のリズムに載せてこの曲を歌い、車窓から見える農夫たちが2コーラス目で合わせてハーモニィをつけ、当時としては大変斬新で評判になる場面をつくりあげた。

[Bess You Is My Woman]Bess You Is My Woman

ガーシュウィン兄弟とデュボウス・ヘイワードが1935年につくった不滅のフォーク・オペラ【Porgy and Bess】に使われた曲である。合計三幕の舞台のなかの第二幕の最初の場面で、ポーギィとベスが歌う愛のデュエット曲で、そこではトッド・ダンカンとアン・ブラウンが歌った。

[Begin the Beguine]Begin the Beguine

コウル・ポーターが’35年のミュージカル【Jubilee】のために書いたもので、そこではジューン・ナイト June Knight が歌った。[Night and Day]などとともに彼のラテンリズム曲の代表作の一つだが、なんと108小節もある。ポップソングのなかでは108小節というのは最長かもしれない。脚本のモス・ハート Moss Hart が聴いていて、もう終わったかと思ったらまだ半分くらいのところですごく驚いたという。

[Beautiful Love]Beautiful Love

ヤング、キング、ヴァン・アルスタインの三人の作った曲にガレスピが作詞しているが、つくった当初はあまり知られず、’31年の映画『Sing a Jingle』にトム・アデアとマット・デニスのつくった[The Night We Called It a Day]などと入れられ、徐徐に有名になってきた曲である。