[Blues in the Night]Blues in the Night これはハロルド・アーレンとジョニー・マーサーの名コンビによる曲で、’41年の映画『Hot Nocturne』に入れられる予定だったが、曲のヒットとともに映画名も曲名と同じに変えられ、映画『Blues in the Night』に使われた。この年のアカデミィ主題歌賞にノミネートされたが、賞のほうはジェロウム・カーンの[The Last Time I Saw Paris]に奪われている。
[Blue Skies]Blue Skies 1926年12月に開幕したロジャーズ・アンド・ハートのショウ【Betsy】に出演することになっていたベル・ベイカー Belle Baker の依頼をうけて、アーヴィング・バーリンが特別に書いた曲だ。
[Blue Room, The]The Blue Room ロジャーズ/ハートのミュージカル【The Girl Friend】に使われた曲 で、’26年の作品だ。脚本はドロスィ・フィールズの兄のハーバート・フィールズが書き、父のルー・フィールズが制作し、ブロードウェイで301回とかなり成功した。
[Blue Prelude]Blue Prelude これはゴードン・ジェンキンズが1933年にアイシャム・ジョーンズ楽団のために書いた曲で、彼の最初のヒット曲となった。当時ジェンキンズは同楽団のアレンジャーをやっていて、歌詞はやはり同楽団のメンバーでフリューゲルホーン奏者のジョウ・ビショップが書いた。
[Blue Moon]Blue Moon ロジャーズ&ハートの’34年の作だが、彼らの作品にしては映画やミュージカルに書いたのではない唯一のヒット曲ということになった。それでも最初は[The Prayer]という題でジーン・ハーロウ主演の映画に書いたのだが実現せず、次に[The Bad in Every Man]という名で書き直してクラーク・ゲイブルらの出演した『Manhattan Melodrama』という映画に使われた。
[Blue and Sentimental]Blue and Sentimental カウント・ベイスィ、ジェリー・リヴィングストン、マック・デイヴィドの三人が作った’38年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。この曲の詳しい資料は見つからなかったが、ベイスィとリヴィングストンがインストゥルメンタルとして’38年に作曲し、デイヴィドが’47年に作詞したものだ。
[Blame It on My Youth]Blame It on My Youth ピアニストで役者でもあったオスカー・レヴァントが’34年につくったもので、エドワード・ヘイマンが作詞している。レヴァントはミュージカル映画にも非ミュージカル映画にもよく出ていたが、この曲は映画やミュージカルとは関係なく単独でつくられたようだ。
[Black and Blue]Black and Blue ワーラーとラザフのコンビが書き、’29年の黒人ばかりのレヴュー【Hot Chocolates】に挿入された曲である。このレヴューには有名な[Ain’t Misbehavin’]も入っていた。
[Birth of the Blues, The]The Birth of the Blues デスィルヴァ、ブラウン、ヘンダーソンの三人組によってつくられた曲で’26年の【George White Scandals of 1926】に入れられ、舞台ではハリー・リッチマン Harry Richman が歌った。
[Bill]Bill カーンが作曲し、ウドハウスが作詞し、ミュージカル【Show Boat】に使われた曲だ。舞台ではヘレン・モーガンが歌い、彼女の歌も彼女も大変有名になった。また’36年のユニヴァーサルの映画化『Show Boat』でもやはり彼女が歌い、’51年のMGM版ではエヴァ・ガードナーが歌っている。