[Best Is Yet to Come, The]The Best Is Yet to Come サイ・コウルマンが書き、キャロリン・リーが歌詞をつけた1958年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。歌手のトニー・ベネットやメイベル・マーサーが歌ってヒットさせた。同じリー/コウルマンの[Witchcraft]にも通じる粋な作風の曲である。
[Glow Worm, The]The Glow Worm この曲は1902年にドイツのオペレッタ【Lysistrata】にパウル・リンケが書いた曲で、いまや古典と言うべき作品である。そしてヨーロッパではすでにヒットしてお馴染みになっていたものにリラ・ケイリィ・ロビンソンが英詩をつけて’07年のブロードウェイ・ミュージカル【The Girl Behind the Counter】に使われた。
[Then I’ll Be Tired of You]Then I’ll Be Tired of You E・Y・ハーバーグ作詞、アーサー・シュウォーツ作曲の1934年の曲である。この曲はミュージカル、映画に関係なくつくられたようだ。ミュージカル用につくられ没になったとも考えられるが、いずれにしろ資料がほとんど見つからなかった。’34年9月の初めにフレディ・マーティン楽団のレコードがチャートの12位に入り、末にファッツ・ワーラーのレコードが9位に入ってヒットした。
[What Kind of Fool Am I?]What Kind of Fool Am I? イギリスの作家レスリー・ブリッカスとアンソニー・ニューリーのコンビの1962年のミュージカル【Stop the World─I Want to Get Off】の最後に使われた曲で、そのなかでは主人公リトルチャップを演じたニューリーが歌った。
[Lulu’s Back in Town]Lulu’s Back in Town 作詞アル・デュビン、作曲ハリー・ウォレンの1935年の作品である。そして同年の映画『Broadway Gondlier』(Warner)に使用され、ディック・パウエルとミルズ・ブラザーズがこの曲を歌い、ほかにもジョウン・ブロンデル Joan Blondell、テッド・フィオリト楽団などが出演した。
[Maybe You’ll Be There]Maybe You’ll Be There この曲はミュージカル、映画とは関係なく、サミー・ギャロップ作詞、ルーブ・ブルーム作曲で1947年につくられている。同年早くにゴードン・ジェンキンズのオーケストラがチャールズ・ラヴェア Charles Lavere の歌で録音してデッカから出したが、すぐには売れなかった。どういうわけか翌年になって売れはじめ、’48年6月に3位までのぼり合計30週チャートに在位して、中くらいのヒットになった。
[Midnight Sun]Midnight Sun ライオネル・ハンプトンの最大傑作と言うべき曲で、1947年の作品だ。クレディット上ではソニー・バークとの共作になっているがその理由は判らない。歌詞は’54年にジョニー・マーサーがつけたものだ。もちろんもとはインストゥルメンタルとして作られ、ハンプトン楽団のデッカのレコードが最初だった。
[Muskrat Ramble]Muskrat Ramble キッド・オリィの1926年の曲で、ルイ・アームストロングのホット・ファイヴのレコードが表向きには最初の録音だった。というのは彼はかなり前にこれをつくったらしいのである。ただ正確なことはもう今では判らないのが実情だ。
[New York State of Mind]New York State of Mind ビリー・ジョエルが1975年につくり、’76年5月に発表したアルバム《Turnstiles》に入れられた曲である(Turnstiles は地下鉄などの回転式改札)。彼は’71年に最初のアルバム《Cold Spring》を出した(’72年という記述もあった)が、まだ彼の曲はあまりヒットせず、そのあと’73年に生活苦で仕方なく西海岸に行った。
[Coquette]Coquette ジョン・W・グリーン(あるいはジョニー・グリーン)が書いてガス・カーンが作詞した1928年の曲で、ガイ・ロンバードとロイアル・カナディアンズのレコードがヒットして売れた。グリーンは前年の’27年に、まだハーヴァード大学在学中にこの曲を書いたという。