[By the Light of the Silvery Moon]By the Light of the Silvery Moon エドワード・マッデン作詞、ガス・エドワーズ作曲で1909年に書かれた有名な曲である。ちょうどお月様に絡めた曲がヒットした時代で、この曲もそのうちの一つだった。
[By the Beautiful Sea]By the Beautiful Sea 1914年の作品で、ハロルド・R・アテリジ作詞、ハリー・キャロル作曲の大変有名な曲だ。この年は、純粋にアメリカ的スタンダード曲第一号と言える、ジェロウム・カーンの[They Didn‘t Believe Me]も書かれている。
[By Myself]By Myself これはハワード・ディーツとアーサー・シュウォーツのコンビによる曲で、’37年のミュージカル【Between the Devil】のために書かれたものだ。そのなかではジャック・ブキャナン Jack Buchanan によって歌われた。
[But Not for Me]But Not for Me ガーシュウィン兄弟の’30年10月のミュージカル【Girl Crazy】のなかの曲で、今ではもうスタンダード曲としてあまりにも有名だ。兄のアイラの著書にはオリジナル・スコアに書き込まれていた「悲観的に、やや遅く」というジョージの指示が記されている。ジンジャー・ロジャーズ扮する女性郵便局長モリィ・グレイによって、第二幕、恋人どうしのよくある喧嘩のあとに歌われた。
[But Beautiful]But Beautiful これは’48年のボブ・ホウプ Bob Hope とドロスィ・ラムア Dorothy Lamour 主演の映画『Road to Rio』に挿入され、なかでビング・クロズビーが歌った曲で、映画の邦題は『南米珍道中』となっていた。この『Road to…』というロードものが当時はやり、Road to スィンガポール、ザンズィバル、モロッコ、ユートピアとつづいて五作目がこの『リオへの道』で、このあともバリ、ホンコンとつづいたが、『リオへの道』が一番よく当たって、’48年の観客動員数のトップにランクされている。がこの曲[But Beautiful]のほうはアカデミー主題歌賞の候補にもノミネートされていない。
[Brother, Can You Spare a Dime?]Brother, Can You Spare a Dime? これはE・Y・ハーパーグ作詞、ジェイ・ゴーニィ作曲で1932年のレヴュー【Americana】に使われた曲である。そのなかではレックス・ウェバー Rex Weber と男性コーラスが歌った。
[Boy Next Door, The]The Boy Next Door ヒュー・マーティン、ラルフ・ブレイン作詞曲で、’44年の映画『Meet Me in St. Louis』(MGM)に使われた曲である。この映画はジュディ・ガーランド主演で、アーサー・フリード制作、ヴィンセンティ・ミネリ監督で、原作は雑誌ニューヨーカーの小説だった。
[Born to Be Blue]Born to Be Blue メル・トーメの作った曲では[The Christmas Song]がナット・コールが歌って莫大なヒットとなっているが、[County Fair]とこの曲と計三曲がいずれもウェルズとの共作という形で残っている。
[Body and Soul]Body and Soul Body and Soul の歌詞と日本語訳 この曲はジョン・グリーンがガートルード・ローレンス Gertrude Lawrence の伴奏ピアニストを務めているときに彼女のためにつくった曲で、ヘイマン(サウア、イートンは違う歌詞に関係あるらしいが不詳)が作詞している。まだ曲ができたばかりのときに彼女はロンドンへ行き、BBC放送でこれを歌ったことからヒットしていった。
[Bluesette]Bluesette ギタリストのジーン・スィールマンズが’36年につくった曲だが、一般に知られるようになったのは’60年代に入ってからで、’64年にノーマン・ギンベルによって歌詞がつけられている。