[Cherry]Cherry ドン・レッドマンの’28年の作品で、最初に録音したのはマッキニィズ・コットン・ピッカーズだった。作詞は最初はレッドマン自身がやったらしいが、ナット・シャピーロ編集《Popular music: volume 5 1920-1929》には’41年版はレッドマンとS・K・ラッセルにより、さらに’43年版はアーヴィン・ドレイクとマーティ・テニィ Marty Tenney により、’44年版はレイ・ギルバートによると書かれている。
[Cheek to Cheek]Cheek to Cheek アーヴィング・バーリンが1935年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Top Hat』に書いた曲で、そのなかではアステアが歌い、また二人が踊った。
[Chattanooga Choo-Choo]Chattanooga Choo-Choo ゴードン作詞、ウォレン作曲でグレン・ミラー楽団が’41年に録音した曲だ。そしてそのレコードがヒットして、同年の映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた。
[Charmaine]Charmaine 映画初期の主題歌として成功した曲で、ルー・ポラック作詞、アーノウ・ラペー作曲による1926年の作品だ。それはエドマンド・ロウ、ヴィクター・マクラグレン主演のサイレント映画『What Price Glory?』(Fox) で、無声映画ゆえに音は入っていないが、ポラックとラペーはこの映画の主題歌として書いたのだ。
[Charleston]Charleston これはセスィル・マックとジェイムズ・P・ジョンソンが’23年の黒人ばかりのレヴュー【Runnin Wild】に書いた曲である。そのなかでは黒人、インディアン、白人の混血でまだ15歳のエリザベス・ウェルチが歌い、彼女もこれで脚光を浴びることになった。
[Charade]Charade ヘンリー・マンスィーニの曲でジョニー・マーサーが歌詞をつけた、1963年の同名の映画『Charade』の主題歌である。オードリー・ヘプバーンとケイリィ・グラントが主演し、当時アンディ・ウィリアムズ、ジャック・ジョーンズや、マンスィーニ自身のレコードも出されてこの曲は大きくヒットした。
[Change Partners]Change Partners アーヴィング・バーリンが1938年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Carefree』のために書いた曲である。彼はその前年の’37年(バーグリーン書には’38年とあるがたぶん誤りだろう)の1月に、奥さんと転調できるピアノを車の後ろに牽引して、避寒地のアリゾナ州フェニックスにでかけていった。
[Chances Are]Chances Are アル・スティルマン作詞、ロバート・アレン作曲で1957年につくられた曲である。ミュージカル、映画とは関係なく、ジョニー・マティス Johnny Mathis が歌ったレコードが多く売れた。
[Carioca]Carioca カーン、エリスクが作詞、ユーマンズが作曲して、’33年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのコンビの映画第一作『Flying Down to Rio』に挿入された曲である。