[Darktown Strutter’s Ball]Darktown Strutter’s Ball シェルトン・ブルックスの作詞、作曲による1917年の曲で、最初はベニー・フィールズ、ジャック・サリズベリー、ベニー・デイヴィス(のちにソングライターになる)のヴォードヴィル・ティームによって紹介された。
[Dancing on the Ceiling]Dancing on the Ceiling ロジャーズとハートのよく知られた作品だが、’30年にまず【Simple Simon】というブロードウェイ・ミュージカルに使うために用意されたが使われず、同年の【Evergreen】というロンドンのミュージカルに使われている。
[Dancing in the Dark]Dancing in the Dark ’31年のレヴュー【The Band Wagon】にディーツ/シュウォーツ組が書いた曲で、このレヴューにはフレッドとアデール Adele のアステア姉弟が主演した。
[Cry Me a River]Cry Me a River これはアーサー・ハミルトンの作詞・作曲による’53年の曲だが、事実上は’55年にジュリィ・ロンドンのリバティから出したレコードがヒットして有名になった。
[Crazy She Calls Me]Crazy She Calls Me これはカール・スィグマンとボブ・ラッセルが’49年に書いた曲で、同年にビリー・ホリデイがデッカ Decca に吹き込んでいるので、多分彼女が最初にこれを取上げた歌手なのだろう。デッカの二枚組《The Billie Holiday Story》に入っている。だからなんといってもビリー・ホリデイの曲として、私には強い印象があるが、ナット・キング・コールも歌っているし、また’80年代に入ってからはリンダ・ロンシュタットの歌で若い人にも知られるようになった。
[Crazy Rhythm]Crazy Rhythm これはアーヴィング・スィーザーが作詞し、ジョウゼフ・マイヤーとロジャー・ウルフ・カーンの二人が作曲して、’28年にベン・バーニィのオーケストラのために書いた曲である。そして同年のミュージカル【Here’s Howe】に使用されたが、このミュージカルは71回しかつづかず失敗作だった。
[Cottage for Sale, A]A Cottage for Sale バンド・リーダーのウィラード・ロビソンが’30年につくった曲で、ラリー・コンレイが作詞している。映画、ミュージカルに関係なく、ティン・パン・アレイの曲でもなく、ロビソンが自分のバンドのために書いたものだ。
[Coquette]Coquette ジョン・W・グリーン(あるいはジョニー・グリーン)が書いてガス・カーンが作詞した1928年の曲で、ガイ・ロンバードとロイアル・カナディアンズのレコードがヒットして売れた。グリーンは前年の’27年に、まだハーヴァード大学在学中にこの曲を書いたという。
[Continental, The]The Continental これはハーブ・マギドソン作詞、コン・コンラッド作曲で、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演の’34年のRKOのミュージカル映画『The Gay Divorcee』に使用された曲だ。
[Comes Love]Comes Love これは’39年のミュージカル【Yokel Boy】に使われた曲で、ブラウン、トバイアス、ステプトの三人によって書かれた。舞台ではフィル・スィルヴァーズとジュディ・カノウヴァ Judy Canova が歌った。