[At Last]At Last これはマック・ゴードン作詞、ハリー・ウォレン作曲で1941年のミュージカル映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた曲だ。そのなかではグレン・ミラー楽団がこの曲を演奏し、さらに翌年のミュージカル映画『Orchestra Wives』(20th Century-Fox)でも彼らがこの曲を演奏した。
[You Must Have Been a Beautiful Baby]You Must Have Been a Beautiful Baby ジョニー・マーサーが作曲家のハリー・ウォレンと初めて一緒に仕事をし、歌詞を書いた曲で、二人の1938年の作品だ。そして同年のミュージカル映画『Hard to Get』(Warner)に使われ、そこではディック・パウエルが歌った。
[You Make Me Feel So Young]You Make Me Feel So Young マック・ゴードン作詞、ジョウゼフ・マイロウ作曲の1946年の作品で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使われた曲だ。そのなかではヴェラ・エレンとフランク・ラティモア Frank Latimore が歌い、またヴェラ・エレンとチャールズ・スミス Charles Smith が夢の中のバレエの設定でこの曲で踊った。
[You Made Me Love You (I Didn’t Want to Do It)]You Made Me Love You (I Didn’t Want to Do It) これはジェイムズ・V・モナコがニューヨークでダンス・バンドを率いていたときにつくった曲で、1913年の作品である。作詞はジョウゼフ・マッカースィで、ブロードウェイ・レヴュー【Honeymoon Express】に使われた。それからずっと後の1973年のミュージカル【Irene】のリヴァイヴァルにも使われている。最初はアル・ジョルソンが歌ってヒットにしたが、片膝をついて両手を聴衆のほうに伸ばして訴えるように歌い、彼の看板になったスタイルをつくりあげた曲でもあった。しかし息の長い曲でそれから何度も多くの人が歌ってリヴァイヴァルさせている。
[You Do Something to Me]You Do Something to Me 1929年のコール・ポーターの作品で、同年のミュージカル【Fifty Million Frenchmen】に使われた曲である。そのなかではウィリアム・ギャクストンとジュネヴィーヴ・トウビン Genevieve Tobin が歌った。
[With a Song in My Heart]With a Song in My Heart ロジャーズ・アンド・ハートの1929年の作品で、同年のミュージカル【Spring Is Here】に使われた曲だ。そのなかではリリアン・テイズ Lillian Taiz とジョン・ハンドリィ John Hundley が歌った。
[Witchcraft]Witchcraft 作詞キャロリン・リー、作曲サイ・コウルマンの1957年の作品で、コウルマンがキャロリン・リーと組んだ最初のヒット曲だった。フランク・シナトラの歌でヒットしたが、もとはジュリアス・モンク Julius Monk 制作のナイトクラブ・レヴュー【Take Five】で使われ、そこではジェリィ・マスューズ Gerry Matthews が歌った。
[When Sunny Gets Blue]When Sunny Gets Blue マーヴィン・フィッシャー作詞、ジャック・スィーガル作曲で、1956年の作品だ。ミュージカル、映画とは関係ない。ナット・キング・コール、ジョニー・マティスらが歌って有名になった。
[This Is Always]This Is Always マック・ゴードンとハリー・ウォレンのコンビが1946年につくった曲で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使用挿入された。そこではジューン・ヘイヴァーが歌っている。
[This Is All I Ask]This Is All I Ask 作編曲家のゴードン・ジェンキンズが、曲だけでなく歌詞も書いて仕上げた1958年の曲である。最初に歌ったのはコメディアンのダニー・トーマスで、’58年に自分のTVショウで歌った。