[Detour Ahead]Detour Ahead この曲はルー・カーター、ハーブ・エリス、ジョン・フリゴの三者のクレディットになる作品で、1948年に彼ら三人の構成するバンド The Soft Winds が最初に演奏した。そして〝Flirting with Twilight〞というショウ(もしかしたら映画かもしれないが不詳)に使われたようだ。
[Deep Purple]Deep Purple 一昔前一世を風靡したと言えるスタンダード曲で、ピーター・ドロウズ作曲、ミッチェル・パリッシュ作詞による’39年の曲だ。メロディはドロウズがピアノ曲として’34年に作曲し、一年後にオーケストラ用に編曲されて知られるようになった。
[Dedicated to You]Dedicated to You これは作詞家サミー・カーンがまだ無名のころの初期の作品で、ソール・チャップリンとハイ・H・ザレットとの共作になっている。ミュージカル、映画に関係なく、1935年につくられた。
[Dearly Beloved]Dearly Beloved これはジョニー・マーサーとジェロウム・カーンのコンビで、1942年のミュージカル映画『You Were Never Lovelier』(Columbia)に書かれた曲である。
[Days of Wine and Roses]Days of Wine and Roses ’62年の同名の映画『Days of Wine and Roses』の主題歌で、ジョニー・マーサーとヘンリー・マンスィーニの手になる曲だ。アカデミー主題歌賞も取り大変有名になったが、ジャズ・ファンにはコード進行が取り組みやすかったからかもっぱらアドリブ素材として好まれ、とくに日本では歌詞はほぼ忘れられて演奏素材としてお馴染みの曲になった。
[Day in, Day Out]Day in, Day Out ルーブ・ブルームが作曲し、ジョニー・マーサーが作詞した’39年の曲で、映画やミュージカルとは関係ない作品だ。この題名は[Day in ─ Day Out]と綴られているものもある。
[Day Dream]Day Dream これはビリー・ストレイホーン、ジョン・ラトゥーシェ、デューク・エリントン三者の’40年の作品である。がストレイホーンが作曲、ラトゥーシェが作詞し、エリントンは名前だけ入ったようだ。ただしラトゥーシェの名がクレディットから落ちている例もあった。
[Day by Day]Day by Day サミー・カーン、アクセル・ストーダール、ポール・ウェストンの[I Should Care]を書いたトリオがその翌’45年に書いた曲で、映画、ミュージカルとは関係ない。
[Darn That Dream]Darn That Dream ヴァン・ヒューゼンとデ・ランジの二人が書いたミュージカル【Swingin’ the Dream】のスコアのなかの一曲だが、舞台の方はシェイクスピアの《真夏の夜の夢》を原案にしていて、ルイ・アームストロングが出演しベニー・グッドマンのセクステットが演奏までしたのに、なんと13回で終ってしまっている。