[Always]Always アーヴィング・バーリンが1925年に【The Cocoanuts】というショウに入れるつもりでつくったワルツだが、結局使われずに終り、ミュージカル、映画とは関係ない。しかしのちに映画『Christmas Holiday』(Universal, 1944)で使われ、ディアナ・ダービンが歌ってリヴァイヴァルしている。
[All by Myself]All by Myself アーヴィング・バーリンが1921年のパレス劇場のヴォードヴィル・ショウに書いた曲で、そのなかではチャールズ・キングが歌った。しかし大きな成功ではなかったようで、そのショウについての詳しい言及は見あたらず、キングの歌もヒット・チャートには入っていない。
[All Alone]All Alone アーヴィング・バーリンがレヴュー【Music Box Revue of 1924】に書いた曲で、そのレヴューではグレイス・ムーアとオスカー・ショー Oscar Shaw が歌った。
[Alexander’s Ragtime Band]Alexander’s Ragtime Band アーヴィング・バーリンの代表曲といえばまずこれがあがるといって間違いない、彼の最初の大ヒット曲である。この頃彼は歌うウエイターとして働いていて、もともと歌手だった彼は、1911年初めにフライアーズ・クラブのメンバーになり、年に一回のクラブの恒例のショウ【Frolic】に出演を依頼された。
[You Stepped Out of a Dream]You Stepped Out of a Dream ガス・カーン作詞、ネイスィオウ・ハーブ・ブラウン作曲で、1940年の作品だ。翌’41年にアーサー・フリードがプロデュースした映画『Ziegfeld Girls』に使われ、トニー・マーティンによって歌われた。
[Without a Song]Without a Song ヴィンセント・ユーマンズの書いた曲で、エドワード・エリスクとウィリアム・ロウズが作詞者に名を連ねた。ミュージカル【Great Day】に使われ、1929年に出版された曲である。
[What Am I Here For]What Am I Here For デューク・エリントンが1940年代初めに作曲し、歌手のフランキィ・レインが11年後に歌詞をつけた、珍しい取り合わせの曲である。エリントンの曲はだいたい最初はインストゥルメンタルとして作られ、あとから歌詞がつけられるというかたちが多く、これもそういう一曲だった。
[We’ll Be Together Again]We’ll Be Together Again ピアニストでバンド・リーダーだったカール・フィッシャーが作曲し、2007年に94歳で亡くなった往年の歌手フランキィ・レインが作詞した1945年の曲で、有名なスタンダード曲となった。
[Way You Look Tonight, The]The Way You Look Tonight ジェロウム・カーンが作曲して、ドロスィ・フィールズが作詞し、1936年の映画『Swing Time』に使われた曲である。フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画で、この二人が音楽を担当すれば、おそらく当時では最高の布陣だったろう。
[Too Late Now]Too Late Now フレッド・アステアとジェイン・パウエルの主演した1951年のミュージカル映画『Royal Wedding』(MGM)に使われた曲で、アラン・J・ラーナーとバートン・レインの作になる。