[He Was Too Good to Me]He Was Too Good to Me ロジャーズ/ハートの1930年の曲で、フロウレンズ・ズィーグフェルド制作のミュージカル【Simple Simon】のために書かれた。そして同年1月末にトライアウトが始まったが、その段階でこの曲はズィーグフェルドの一声で落とされてしまった。
[Have You Met Miss Jones?]Have You Met Miss Jones? ロジャーズ・アンド・ハートの’37年のミュージカル【I’d Rather Be Right】のために書かれた曲で、そのなかではジョイ・ホッジス Joy Hodges とオースティン・マーシャルが歌った。
[Harlem Nocturne]Harlem Nocturne アール・H・ヘイゲンが1940年に作曲したビッグバンド・ナンバーである。というと意外でびっくりする人も多いかと思うが、ヘイゲンは鮪档激C・ノウブル楽団にアレンジを提供していて、インストゥルメンタルとしてノウブル楽団が最初に演奏した。
[Harbour Lights]Harbour Lights ジミー・ケネディとヒュー・ウィリアムズの’37年の作品だが、その歌詞の内容から判るように、海の男の物語りである’40年のジョン・ウェイン主演の映画『The Long Voyage Home』に使用された。
[Hallelujah]Hallelujah グレイとロビン作詞、ユーマンズ作曲で、’27年のミュージカル【Hit the Deck】に使われた曲だ。そこではステラ・メイヒュウが歌い、その映画化『Hit the Deck』(RKO, ’30)ではマーガリタ・パドューラ Marguerita Padula が歌った。
[Guilty]Guilty これはガス・カーンとハリー・アクストが作詞し、リチャード・ホワイティングが作曲した’31年の曲だが、クレディットでは三人共作となっている。この曲は映画とは関係がなく、またカーンがルース・エティングの歌を意図して書いたのでミュージカルに使われる予定だったが、結局使われず、ミュージカルとも関係がなかった。
[Guess Who I Saw Today]Guess Who I Saw Today これはマレイ・グランド、エリス・ボイドの二人が’52年に書いたもので、アーサ・キットらが出演したレヴュー【New Face of 1952】に挿入され、そのなかではジューン・キャロル June Carroll が歌った。計7本上演されたこのシリーズのなかではこの’52年版がもっとも成功し、同じキャストで’54年に映画化されている。二人の共作となっているが、実際はグランドの作曲、ボイドの作詞でつくられたようだ。
[Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry]Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry カーンとスタインが’44年のミュージカル【Glad to See Ya】に書いた作品である。しかしこのミュージカルはトライアウトの段階で閉めてしまい、曲だけがジャズ歌手に歌われてスタンダード曲になった。
[Goody, Goody]Goody, Goody これはジョニー・マーサー作詞、マット・マルネック作曲の’36年の作品で、映画、ミュージカルとは関係ない。この曲名は Goody-goody と表記されている場合もある。
[Goodnight Sweetheart]Goodnight Sweetheart レイ・ノウブルが作曲し、キャンベル、コネリーのコンビが作詞して、1931年のレヴュー【Earl Carroll’s Vanities】に使われた曲である。