[I Get a Kick Out of You]I Get a Kick Out of You これはコール・ポーターが’34年のミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、そのなかではエセル・マーマンとウィリアム・ギャクストンが歌った。第一幕のカーテンがあがってほんの3分後にこの曲は歌われたが、ミュージカルのなかではこういう重要な曲はずっとあとのほうで出してくるのが普通なので、これはまったく異例のことだった。
[I Fall in Love Too Easily]I Fall in Love Too Easily カーンとスタインのコンビがつくり、’45年のジーン・ケリー、フランク・シナトラ主演のミュージカル映画『Anchors Aweigh 錨を上げて』(MGM)に挿入された曲で、映画のなかではシナトラが歌った。
[I Don’t Know Why (I Just Do)]I Don’t Know Why (I Just Do) フレッド・E・アーラートがロイ・タークと書いた’31年の作品で、当初の人気はそれほどでもなかったがご40年代になってトミー・ドースィ楽団がシナトラの歌で吹き込んで有名になった。
[I Didn’t Know What Time It Was]I Didn’t Know What Time It Was これはロジャーズとハートが’39年のミュージカル【Too Many Girls】に書いた曲で、ミュージカルから離れてスタンダード曲としてよく知られるようになった。
[I Didn’t Know about You]I Didn’t Know about You デューク・エリントンのインストゥルメンタルから歌詞がついてスタンダード化した曲の一つだ。最初は1942年にエリントンが書いた[Sentimental Lady]というインストゥルメンタルで、ボブ・ラッセルが歌詞をつけて’44年にエリントン楽団がレコーディングし、そのとき歌ったのはジョウヤ・シェリルだった。
[I Cried for You]I Cried for You 作詞家でのちにプロデューサーとして活躍するアーサー・フリードが、作詞の仕事をし始めて直ぐの作品で、フリードは作曲のナスィオ・ハープ・ブラウン Nacio Herb Brown と組むのだが、これはそれよりも前にアーンハイムと書いた曲で、フリードにとって初のヒット作となった。
[I Cover the Waterfront]I Cover the Waterfront ’33年の同名の映画のためにヘイマン、グリーンの二人によって書かれた曲だが、映画の完成が早かったのでその初版にはこの曲は使われなかった。がラジオでベン・バーニィ Ben Bernie と彼のオーケストラの奏するこの曲がヒットし、結果としてその映画の再版以後のものにはサウンド・トラックに挿入されている。
[I Could Write a Book]I Could Write a Book ロジャーズ/ハートが’40年のミュージカル【Pal Joey】に書いた曲で、これにはヴィヴィアン・スィーガル Vivieanne Segal と、プロードウェイ・ミュージカルには唯一の主演となったジーン・ケリーが出演し、なかでジーン・ケリーとリーラ・アーンスト Leila Ernst がこの曲を歌った。
[I Could Have Danced All Night]I Could Have Danced All Night ラーナー/ロウのコンビが’56年のミューズィカル【My Fair Lady】のために書いたもので、ミューズィカルではジュリィ・アンドルーズが、映画ではオードリー・ヘプバーンが(マーニ・ニクソン Marni Nixon の吹き替えで)歌った。
[I Concentrate on You]I Concentrate on You これはコール・ポーターの’39年の作品で、ミュージカル映画『The Broadway Melody 1949』に使われ、そのなかではダグラス・マクフェイル Douglas MacPhail によって歌われた。