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[I Get a Kick Out of You]I Get a Kick Out of You

これはコール・ポーターが’34年のミュージカル【Anything Goes】に書いた曲で、そのなかではエセル・マーマンとウィリアム・ギャクストンが歌った。第一幕のカーテンがあがってほんの3分後にこの曲は歌われたが、ミュージカルのなかではこういう重要な曲はずっとあとのほうで出してくるのが普通なので、これはまったく異例のことだった。

[I Didn’t Know about You]I Didn’t Know about You

デューク・エリントンのインストゥルメンタルから歌詞がついてスタンダード化した曲の一つだ。最初は1942年にエリントンが書いた[Sentimental Lady]というインストゥルメンタルで、ボブ・ラッセルが歌詞をつけて’44年にエリントン楽団がレコーディングし、そのとき歌ったのはジョウヤ・シェリルだった。

[I Cover the Waterfront]I Cover the Waterfront

’33年の同名の映画のためにヘイマン、グリーンの二人によって書かれた曲だが、映画の完成が早かったのでその初版にはこの曲は使われなかった。がラジオでベン・バーニィ Ben Bernie と彼のオーケストラの奏するこの曲がヒットし、結果としてその映画の再版以後のものにはサウンド・トラックに挿入されている。

[I Could Write a Book]I Could Write a Book

ロジャーズ/ハートが’40年のミュージカル【Pal Joey】に書いた曲で、これにはヴィヴィアン・スィーガル Vivieanne Segal と、プロードウェイ・ミュージカルには唯一の主演となったジーン・ケリーが出演し、なかでジーン・ケリーとリーラ・アーンスト Leila Ernst がこの曲を歌った。