[Imagination]Imagination これはジョニー・バーク作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲の’40年の曲で、映画、ミュージカルとは関係がない。最初に録音したのはフレッド・ウェアリングとペンスィルヴァニアンズ Fred Waring’s Pennsylvanians だが、グレン・ミラーのレコードでヒットした。
[Ill Wind]Ill Wind ケーラーとアーレンのコンビが’34年のコットン・クラブのショウに書いた曲で、そのなかではアデレイド・ホールが歌った。元もと[Stormy Weather]の続編のように意図され、同じぐらいのヒットを当てこんでいたのだが、それほどのヒットにはならなかった。
[If You Knew Susie]If You Knew Susie B・G・デスィルヴァ作詞、ジョウゼフ・マイヤー作曲で、本来はアル・ジョルソンのために書かれたものだった。しかしそのときはあまり注目を集めず、エディ・キャンターが1925年に歌って、5週間チャートのトップを維持してヒットした。
[If You Could See Me Now]If You Could See Me Now ジャズ・ピアニストで作曲家でもあったタッド・ダメロンが’46年に書いたインストゥルメンタルで、作詞家のカール・スィグマンが言葉をつけた曲だ。もっともクレディットのほうは二人共作ということになっている。
[If I Were a Bell]If I Were a Bell フランク・レッサーが’50年のミュージカル【Guys and Dolls】に曲と詩を書いたもので、オリジナル・キャストでは修道女セアラ役のイザベル・ビグリー Isabel Bigley が歌った。博打打ちのスカイはロバート・アルダ Robert Alda が演じたが、彼はなんといっても’45年の映画『Rhapsody in Blue アメリカ交響楽』でジョージ・ガーシュウィンの役を演じたのが見事に当った。
[If I Should Lose You]If I Should Lose You これはリーオ・ロビン作詞、ラルフ・レインジャー作曲で1936年のミュージカル映画『Rose of the Rancho』(Paramount)に使われた曲である。それにはジョン・ボウルズ John Boles とグラディス・スウォートハウト Gladys Swarthout が出演し、スウォートハウトがこれを歌った。
[If I Had You]If I Had You この曲は英国のソング・ライター・ティームのコネリーとキャンベルに、テッド・シャピーロが加わって三人でつくったもので、映画、ミュージカルとは関係ない’28年の作品だ。
[If I Didn’t Care]If I Didn’t Care これはジャック・ローレンスが’39年に作詞、作曲して、’30年代、’40年代にミルズ・ブラザーズとともに重要な黒人コーラス・グループとしてならしたインク・スポッツの歌でヒットした曲だ。デッカから出たそのレコードはミリオン・セラーとなり、以後彼らのテーマ曲ともなった。
[If I Could Be with You (One Our Tonight)]If I Could Be with You (One Our Tonight) ヘンリー・クリーマーともう伝説的になってしまったピアニストのジェームズ・P・ジョンソンの’26年の作品だが、’30年と書かれてあるものもあり、その理由は私にははっきりとは判らなかった。
[I Wished on the Moon]I Wished on the Moon 作家、評論家、詩人のドロスィ・パーカーが歌詞をつけ、ラルフ・レインジャーが作曲し、1935年末の映画『Big Broadcast of 1936』に使われた曲である。この映画にはビング・クロズビィ、エセル・マーマン、エイモスとアンディ、ビル・ロビンソン、ニコラス・ブラザーズなど多くが出演し、この曲はクロズビィが歌った。