[Indiana](Back Home Again in) Indiana バラード・マクドナルド作詞、ジェイムズ・ハンリー作曲で1917年の後半につくられた曲だ。最初に録音したのは ODJB(Original Dixieland Jazz Band)で、同年10月にチャートで8位に入り、パトリック・コンウェイ Patrick Conway のオーケストラのものは9月末にやはり8位まで昇った。
[Indian Summer]Indian Summer 元はヴィクター・ハーバートが’19年のオペレッタ【The Velvet Lady】に書いた曲で、彼の死後15年ほどたってアル・デュビンが歌詞をつけ、ヒット・パレイドに登場した曲だ。
[Indian Love Call]Indian Love Call オットー・ハーバックとオスカー・ハマースタイン二世が作詞を担当し、ルドルフ・フリムルが作曲したオペレッタ【Rose-Marie】のなかに入れられた曲で、1924年の作品だ。この【Rose-Marie】は当時はたいへんなヒット・オペレッタで、ヨーロッパ色の濃いミュージカルのいわば最後の時代における最後のヒットの一つだった。
[In the Wee Small Hours of the Morning]In the Wee Small Hours of the Morning これはボブ・ヒリアード作詞、デイヴィド・マン(デイヴ Dave と書かれている場合もある)作曲で1955年につくられた曲である。映画、ミュージカルとは関係ない。
[In the Still of the Night]In the Still of the Night これはコール・ポーターが作詞、作曲し、’37年12月のミュージカル映画『Rosalie』(MGM)に使われた曲である。それにはエリナー・パウエルとネルソン・エディが主演し、エディがこれを歌った。
[In the Shade of the Old Apple Tree]In the Shade of the Old Apple Tree ハリー・H・ウィリアムズ作詞、エグバート・ヴァン・アルスタイン作曲の’05年に出版された曲で、もうクラシック(古典)とも言えそうなスタンダードだ。
[In Love in Vain]In Love in Vain リーオ・ロビンとジェロウム・カーンによって書かれ、映画『Centennial Summer』(1946)に使われた。そこでは主演のジーン・クレイン Jeanne Crain が歌い、声はルーアン・ホウガンLouanne Hogan がふきかえた。
[In a Sentimental Mood]In a Sentimental Mood デューク・エリントンの有名な曲で、ジャズファンで知らない人は少ないだろう。1935年につくられたインストゥルメンタルで、歌詞はあとからつけられ、そのときはエリントン自身が作詞曲両方やったことになっている。作詞はエリントン自身ではないと思うが、とにかく両方彼の名が入っている。
[In a Mellow Tone]In a Mellow Tone エリントンが作曲し、ゲイブラーが歌詞をつけて’40年に発表されたスウィング・ナンバーだ。インストゥルメンタルとして有名になり、もっぱらエリントン楽団などのビッグ・バンドの曲として知られるようになった。
[Impossible Dream, The]The Impossible Dream これは’60、’70年代に大変有名になった、’65年のミュージカル【ラ・マンチャの男】の主題歌である。世界40カ国で翻訳上演されていて、もちろん日本版も上演されているから、メロディは聞いたことがある人も多いだろう。とにかく’66年の春ごろはアメリカではこれが大変なヒットだった。ラジオでも毎日毎日何度も流されていた。