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[Everybody Loves My Baby]Everybody Loves My Baby

これは’20年代にブルースなど多くの曲を書いているスペンサー・ウィリアムズの曲で、1924年にジャック・パーマーと二人でつくったものだ。’25年2月にアイリーン・スタンリー Aileen Stanley が吹き込んだレコードがヒットして、ヒット・チャートの五位まで昇り、三週間チャートに名を連ねた。

[Call Me Irresponsible]Call Me Irresponsible

もとはフレッド・アステア主演でつくられることになっていた’55年の映画『Papa’s Delicate Condition』のためにカーン/ヴァン・ヒューゼン組が書いた曲だが、これは実現せず、’63年にジャッキー・グリースン Jackie Gleason 主演で同題名でつくられ、グリースンがそのなかで歌った。

[Begin the Beguine]Begin the Beguine

コウル・ポーターが’35年のミュージカル【Jubilee】のために書いたもので、そこではジューン・ナイト June Knight が歌った。[Night and Day]などとともに彼のラテンリズム曲の代表作の一つだが、なんと108小節もある。ポップソングのなかでは108小節というのは最長かもしれない。脚本のモス・ハート Moss Hart が聴いていて、もう終わったかと思ったらまだ半分くらいのところですごく驚いたという。

[Among My Souvenirs]Among My Souvenirs

エドガー・レズリィとホレイショウ・ニコルズの’27年の作品だが、’29年のミュージカル映画『Paris』に挿入使用された。そのときは莫大なヒットというわけではなく、この曲は以後も地味な存在だったが、’59年にコニィ・フランスィス Connie Francis が歌ったMGM盤がミリオン・セラーになって、大きくリヴァイヴァルした。