[I’ve Found a New Baby]I’ve Found a New Baby ジャック・パーマーとスペンサー・ウィリアムズの’26年の有名な作品だが、特定の映画やミュージカルとは関係なくつくられている。この二人のコンビではもう一曲[Everybody Loves My Baby]がある。
[I’m Thru with Love]I’m Thru with Love ヴァイオリニストのマット・マルネックとリード奏者でアレンジャーのファッド・リヴィングストーンが作曲し、ガス・カーンが作詞して、1931年につくられた曲である。映画、ミュージカルとは関係なく、ミルドレッド・ベイリィが最初に歌い、同年7月にビング・クロズビィの歌がチャートの3位に、トランペットのヘンリィ・バス Henry Busse のオーケストラでリチャード・バリィの歌が7位にランクされた。
[I’m Putting All My Eggs in One Basket]I’m Putting All My Eggs in One Basket 1936年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズ主演のRKO映画『Follow the Fleet』にアーヴィング・バーリンが書いた曲である。映画では中ほどでアステアが珍しくピアノを弾いてこのメロディを奏でる。
[I’m Old Fashioned]I’m Old Fashioned これはジョニー・マーサーとジェロウム・カーン作で、1942年のミュージカル映画『You Were Never Lovelier 』(Columbia)に[Dearly Beloved]とともに使われた曲である。その映画にはフレッド・アステアとリタ・ヘイワースが出演し、アステアとヘイワースがこの曲を歌い踊った。
[I’m Just a Lucky So and So]I’m Just a Lucky So and So これはデューク・エリントンのインストゥルメンタル・ナンバーで、マック・デイヴィドが作詞した1945年の曲である。映画、ミュージカルや彼の組曲とも関係なく独立して書かれている。
[I’m in the Mood for Love]I’m in the Mood for Love フィールズ/マクヒューのコンビは’27年から三年間コットン・クラブの仕事をするが、それを終えて’30年代に入ってミュージカルに映画にと傑作を次つぎと発表し始める。
[I’m Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter]I’m Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter ジョウ・ヤング、フレッド・E・アーラートの’35年の作品で、最初はファッツ・ワーラーのレコードがベスト・セラーになった。それから’56年にビリー・ウィリアムズ Billy Williams 歌、ジャック・プレイス Jack Pleis 指揮のオーケストラで録音したMGM盤が二百万枚売って、翌年ビルボードで3位と大きくリヴァイヴァルしている。
[I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life]I’m Gonna Laugh You Right Out of My Life サイ・コウルマンが書き、ジョウゼフ・A・マカースィが歌詞をつけた曲で、1955年の作品だ。コウルマンがまだ無名に近いときで、ナット・キング・コールがとりあげて歌い、多くの人に知られるようになった。
[I’m Glad There Is You]I’m Glad There Is You これはポール・マデイラ、ジミー・ドースィの手になる’42年の作品だ’41年にジミー・ドースィのバンドは[Amapola]と[Green Eyes]で大ヒットを飛ばしていたから、それに較べればこの曲は大きなヒットではなかった。
[I’m Getting Sentimental over You]I’m Getting Sentimental over You この曲はネッド・ワシントンとジョージ・ベイスマンが1932年につくったもので、最初に’34年11月にダンス・バンドとして結成されたばかりのドースィ・ブラザーズ楽団の演奏がチャートの20位にランクされた。しかしこれはまだいい出来とは言えなかった。