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[All or Nothing at All]All or Nothing at All

ローレンスとアルトマンの二人による曲で、映画やミュージカルとは関係なくつくられている。’40年にコロンビアから出たスィナトラ/ハリー・ジェイムズ Harry James 盤のレコードが最初だった。ただしこれはたいして売れず、’43 年にシナトラが彗星の如く出てきて有名になってから改めて売れ、結局ミリオン・セラーとなった。

[You’d Be So Nice to Come Home To]You’d Be So Nice to Come Home To

コウル・ポーターが’43年のミュージカル映画『Something to Shout About』に書いた曲で、ジャネット・ブレア Janet Blair とドン・アミーチェ Don Ameche が歌った。ブレア(’21-2007)はペンスィルヴァニアの田舎の教会のコーラスで歌っていたが、ハル・ケンプ楽団のオーディションを受けて通り、専属歌手を二年間勤めた。それからLAの Cocoanut Grove で歌っているところをコロンビアのスカウトに見出され、その直後にケンプが自動車事故で亡くなってしまったこともあって映画界入りして、これが第一作となった。

[What the World Needs Now Is Love]What the World Needs Now Is Love

デイヴィドとバカラックの’65年のヒット曲で、彼らの曲としては初期のほうに属するものだ。’58年から彼らの協同の曲づくりは始まるが、[Wives and Lovers](’63)、[Walk on By](’64)、[A House Is Not a Home](’64)などがそれまでの彼らのヒット曲で、これからのちも続続とヒット曲が飛び出してくる。