[Just You, Just Me]Just You, Just Me これはレイモンド・クレイジスとジェスィ・グリーアが1929年の映画『Marianne』に書き入れた曲である。評論家クライヴ・ハーシュホーン Clive Hirschhorn は「ミュージカル映画の歴史のなかでも女性(マリオン・デイヴィーズ Marion Davies)と一匹の豚が主役の地位を取りあった唯一の作品だろう」と書いている。
[Just Squeeze Me]Just Squeeze Me ’46年にエリントンが書いたインストルメンタル[Subtle Slough]にリー・ゲインズが歌詞をつけて出来上がったのがこの曲で、それほど大きなヒットとはならなかったが、判りやすく粋なメロディの、魅力のある歌だからか、徐々に多くの人が歌い演奏する曲となってきて、もう立派なスタンダード曲と言えそうだ。
[Just One of Those Things]Just One of Those Things これはコール・ポーターの有名な作品で’35年10月のミュージカル【Jubilee】のために書かれた曲だ。そのなかではジューン・ナイトとチャールズ・ウォルターズ Charles Walters によって歌われた。
[Just One More Chance]Just One More Chance サム・コズロウ作詞、アーサー・ジョンストン作曲で、’31年のマルクス兄弟の映画『Monkey Business』(Paramount)に使われた曲だ。すぐラジオでビング・クロズビィが歌い、つづいてラス・コランボのレコードが多く売れ、以来、地味だが根強い人気のスタンダード曲となった。
[Just in Time]Just in Time コムデン、グリーン作詞、スタイン作曲で、’56年のミュージカル【Bells Are Ringing】に挿入された曲で、そのなかではスィドニィ・チャップリンとジュディ・ホリデイが歌った。
[Just Friends]Just Friends サム・M・ルイス作詞、ジョン・クレナー作曲の’31年の作品だ。ミュージカルや映画とは関係なく、歌手のレッド・マッケンズィ Red McKenzie が歌って同年にヒットさせている。
[Joint Is Jumpin’, The]The Joint Is Jumpin’ これはファッツ・ワーラーの有名な曲で、アンディ・ラザフとJ・C・ジョンソンが作詞した。クレディットでは1938年になっているが、ワーラーの自作自演のレコードが’37年の11月13日にヴィクターから出て、1週だけ17位にランクされている。
[Johnny Guitar]Johnny Guitar ’54年の映画『Johnny Guitar 大砂塵』の主題歌で、ペギー・リー作詞、ヴィクター・ヤング作曲だが、映画のなかでもペギー・リーの歌が流れた。
[Jitterbug Waltz]Jitterbug Waltz 言わずとしれたファッツ・ワーラーの1942年のワルツ曲で、’78年にリチャード・モールビー・ジュニア(正確には Maltby の t は発音するがほとんど聞こえない程度なのでモールビーと表記する)が作詞している。
[Jersey Bounce]Jersey Bounce 1941年にタイニィ・プラッドショーのバンドに在籍していたサックス奏者のポビィ・プラターによって作編曲された曲で、ロバート・ライトによる作詞は多分もう少しあとのことだろう。