[From This Moment On]From This Moment On これは’50年のミュージカル【Out of This World】にコール・ポーターが書いた曲で、ニューヨーク近郊のトライアウトの段階ではプリシラ・ジレット Priscilla Gillette とウィリアム・アイス William Eythe がこれを歌った。
[Fine and Dandy]Fine and Dandy ポール・ジェイムズとケイ・スウィフトが’30年のミュージカル・コメディ【Fine and Dandy】に書いたもので、そのタイトル・ソングとなった。
[Falling in Love with Love]Falling in Love with Love ロレンズ・ハートとリチャード・ロジャーズが’38年のミュージカル【The Boys from Syracuse】に書いた曲で、そのなかではミュリエル・アンジェラス Muriel Angelus が歌った。
[Falling in Love Again]Falling in Love Again マレーネ・ディートリッヒ、エミール・ヤニングス主演の’30年のドイツ映画『The Blue Angel 嘆きの天使』の主題歌で、その映画の音楽を担当したフレデリック・ホランダーが作詞、作曲している。
[Easy Living]Easy Living リーオ・ロビン作詞、ラルフ・レインジャー作曲で’37年の映画『Easy Living』に挿入された曲である。この映画はジーン・アーサー、エドワード・アーノルド主演のロマンティック・コメディで、興行成績はよくなかったものの、New Yorker など雑誌の評は悪くなかった。
[Day in, Day Out]Day in, Day Out ルーブ・ブルームが作曲し、ジョニー・マーサーが作詞した’39年の曲で、映画やミュージカルとは関係ない作品だ。この題名は[Day in ─ Day Out]と綴られているものもある。
[Chloe (Song of the Swamp)]Chloe (Song of the Swamp) これは作詞ガス・カーン、作曲ニール・モレットで1927年につくられた曲である。モレットはチャールズ・ダニエルズの別名だ。同じ[Chloe]というアル・ジョルソンの同名異曲があるので、この曲は括弧して Song of the Swamp と言われる。
[Carioca]Carioca カーン、エリスクが作詞、ユーマンズが作曲して、’33年のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャーズのコンビの映画第一作『Flying Down to Rio』に挿入された曲である。
[Between the Devil and the Deep Blue Sea]Between the Devil and the Deep Blue Sea テッド・ケーラーとハロルド・アーレンのコンビが’31年のコットン・クラブのショウ【Rhythmania】に書いた曲で、そのなかでブルース歌手エイダ・ウォード Aida Ward が歌った。
[You’ll Never Know]You’ll Never Know マック・ゴードンとハリー・ウォレンの二人が’43年の二十世紀フォックス映画『Hello, Frisco, Hello』に書いた曲で、なかでアリス・フェイが電話の受話器に向かってこれを歌った。