[Marie]Marie 1928年にアーヴィング・バーリンが映画『The Awakening』(United Artists)に書いたもので、そのなかではヴィルマ・バンキィ Vilma Banky が歌った。彼女の最初のトーキーであり、バーリンが映画に書いた最初の曲でもあった。
[Maple Leaf Rag]Maple Leaf Rag スコット・ジョップリンが1899年に出版した曲で、書いたのは1897年か’98年かはっきり判っていない。いわゆるラグタイムとして最初はインストゥルメンタルだったが、1903年にスィドニー・ブラウンが劇場用に歌詞をつけた。
[Manhattan]Manhattan ロジャーズ/ハートの書いた最初のヒット曲で、’25年のレヴュー【The Garrick Gaieties】のなかでジューン・コクレイン June Cockrane とスターリング・ホロウェイ Sterling Holloway が歌った。
[Man That Got Away, The]The Man That Got Away ハロルド・アーレンが書いて、アイラ・ガーシュウィンが歌詞をつけ、1953年の映画『A Star Is Born』に使われた曲である。そのなかではジュディ・ガーランドが歌い、以後彼女の得意のナンバーになった曲だ。
[Man I Love, The]The Man I Love この曲はジョージとアイラのガーシュウィン兄弟が’24年のミュージカル【Lady, Be Good!】に書いたもので、なかではフレッド・アステアの姉アデール・アステア Adele Astaire がオウプニングで歌うことになっていた。
[Mam’selle]Mam’selle マック・ゴードン作詞、エドマンド・グールディング作曲で’47年にクレディットされている。が実際にはその前年の映画『The Razor’s Edge』(20th Century-Fox)に使用挿入されているので、少し前に書かれたようだ。
[Mame]Mame ジェリー・ハーマンが’64年に【Hello Dolly!】で成功したあと、’66年にその続編のような形でだした【Mame】の主題歌である。主人公のメイム役には最初メアリィ・マーティンが想定されていたが、アンジェラ・ランズベリィ Angela Lansbury が演じて成功した。
[Makin’ Whoopee]Makin’ Whoopee エディ・キャンター Eddie Cantor 主演の’28年のミュージカル【Whoopee】のなかに使われた曲で、ガス・カーン作詞、ウォルター・ドナルドソン作曲で、キャンターが歌った。フロウレンズ・ズィーグフェルド Florenz Ziegfeld がプロデュースし、379回も続く大ヒットだったが、ズィーグフェルドが破産して閉幕となり、そうでなければもっと続いていたろう。
[Make Someone Happy]Make Someone Happy ジュール・スタインが作曲した1960年のミュージカル【Do Re Mi】のなかの曲で、作詞はベティ・コムデン、アドルフ・グリーンのコンビが担当している。スタインは前作の【Gypsy】がよすぎたせいか、この【Do Re Mi】も悪くはなかったものの前作に較べてやや低調というような評価がなされている。
[Make Believe]Make Believe オスカー・ハマースタインニ世が作詞と台本を、ジェロウム・カーンが作曲を担当した1927年のミュージカル【Show Boat】のなかの曲である。【Show Boat】は最初のアメリカのミュージカルであるという解釈、評価がなされている。