[Moonlight Serenade]Moonlight Serenade グレン・ミラーの’39年の作品でミッチェル・パリッシュが言葉をつけている。ミラー・バンドがオープニングとエンディングの両方に使っていたテーマ曲で、’40年代から’50年代にかけて大変有名になった曲だ。
[Moonlight in Vermont]Moonlight in Vermont これはジョン・ブラックバーンとカール・スースドーフの二人による作品で、1944年の曲だ。もともとは電力会社のCMソングとしてつくられたと聞いたことがあるが、それを示す確実な資料は得られなかった。
[Moonlight Becomes You]Moonlight Becomes You ジョニー・バーク作詞、ジミー・ヴァン・ヒューゼン作曲で、1942年につくられ、同年の映画『Road to Morocco』(Paramount)に使われた曲だ。そのなかでは主演のビング・クロズビィが歌った。
[Moonglow]Moonglow これは’34年にデランジ、ミルズが作詞し、ウィル・ハドソンが作曲したもので、ハドソンとデランジのオーケストラが録音したレコードが最初だった。が’56年の映画『Picnic』(Columbia)に使われて大きくリヴァイヴァル・ヒットし、モリス・ストロフ Morris Stoloff のオーケストラのものとジョージ・ケイツ George Cates のオーケストラのものが売れた。
[Moon Song]Moon Song サム・コズロウ作詞、アーサー・ジョンストン作曲で1932年に出版された。パラマウント映画『Hello, Everybody!』に入れられ、そこではケイト・スミスが歌って大変有名になった。
[Moon River]Moon River これはマーサー作詞、マンスィーニ作曲のひろく知られている曲で、オードリィ・ヘップバーン主演の’61年の映画『Breakfast at Tiffany’s ティファニーで朝食を』(Paramount)に使われた。
[Mood Indigo]Mood Indigo エリントンの作曲でアーヴィング・ミルズ、バーニィ・ビガードが作詞した’31年の曲で、もとは’30年にエリントンがつくったインストゥルメンタル[Dreamy Blues]という曲だが、作詞された時点で[Mood Indigo]と改名された。
[Mona Lisa]Mona Lisa リヴィングストン/エヴァンズのコンビが二度目のアカデミィ主題歌賞をもらった曲で、アラン・ラド主演の1950年の映画『Captain Carey, U.S.A.』に使われた。がなんといっても、ナト・キング・コウルの歌で300万枚売れたことがこの曲のイメージを決定づけた。’50年初めに300万枚という数は本当に莫大だったろう。
[Moments Like This]Moments Like This フランク・レッサー作詞、バートン・レイン作曲で、1938年の映画『College Swing』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではフローレンス・ジョージ Florence George が歌った。
[Moanin’]Moanin’ アート・ブレイキィとジャズ・メッセンジャーズの空前絶後の大ヒットで、’60年ごろのジャズ愛好家にとっては麻疹みたいに一度はかからなくてはならない熱病のようなものだった。空前絶後の大ヒットとは大袈裟かもしれないが、この頃のジャズファンにとってはそんなふうに思えた聴こえたそんな曲である。