[My Romance]My Romance これはロジャーズ/ハートの’35年の作品で、同年11月の、ミューズィカル【Jumbo】のなかに使用された曲だ。そのなかではドナルド・ノヴィス Donald Novis とグロリア・グラフトン Gloria Grafton によって歌われた。この二人は当時売れっ子のビグバンド歌手で、歌えない映画スターの声もよく吹き替えていた。
[My Reverie]My Reverie ラリー・クリントンが、1890年に書かれたが1904年まで発表されなかったというクロード・ドビュッスィの曲[Reverie]を土台にして歌詞をつけた曲で、自己のバンドでつくった’38年のレコードがヒットした。
[My One and Only Love]My One and Only Love この曲はロバート・メリン作詞、ガイ・ウッド作曲の’53年の作品で、キャピトルに移ったばかりのフランク・シナトラが’53年5月に最初にとりあげて知られるようになった。
[My Old Flame]My Old Flame アーサー・ジョンストンとサム・コズロウが’34年の映画『Belle of the Nineties』に書いた曲で、この映画にはメイ・ウェスト Mae West とデューク・エリントン楽団が出演した。
[My Monday Date]My Monday Date これはアール・ハインズがインストゥルメンタルとして’28年に作曲し、のちにスィドニー・ロビンが作詞したものだ。ハインズ楽団がインストゥルメンタルとして録音したものが最初のレコードだった。
[My Melancholy Baby]My Melancholy Baby この曲はジョージ・A・ノートンとメイベル・E・ワトソン作詞、アーニィ・バーネット作曲で、1912年にクレディットされている作品だ。ただし厳密にはその前年につくられたようで、この曲には複雑な事情が絡んでいる。
[My Man’s Gone Now]My Man’s Gone Now デュボウス・ヘイワードとジョージ・ガーシュウィンが’35年につくったフォーク・オペラ【Porgy and Bess】のなかの曲で、なかの登場人物セリーナを演じたルビィ・エルズィ Ruby Elzy がこれを歌った。
[My Ideal]My Ideal ロビン、ホワイティング、チェイスの三人で書かれ、’30年のモーリス・シェヴァリエ Maurice Chevalier 主演のミュージカル映画『Playboy of Paris』に挿入された曲で、なかでシェヴァリエが歌った。
[My Heart Stood Still]My Heart Stood Still ロジャーズ/ハートの1927年の作品で、ミュージカル【A Connecticut Yankee】に入れられ、そこでコンスタンス・カーペンター Constance Carpenter とウィリアム・ギャクストン William Gaxton によって歌われた。
[My Heart Belongs to Daddy]My Heart Belongs to Daddy コール・ポーターの1938年の作品で、ミュージカル【Leave It to Me!】に使われた曲である。そのなかではメアリィ・マーティンがストリップ風に味つけして歌い、無名だった彼女が一挙に有名になった。