[You Must Have Been a Beautiful Baby]You Must Have Been a Beautiful Baby ジョニー・マーサーが作曲家のハリー・ウォレンと初めて一緒に仕事をし、歌詞を書いた曲で、二人の1938年の作品だ。そして同年のミュージカル映画『Hard to Get』(Warner)に使われ、そこではディック・パウエルが歌った。
[You Make Me Feel So Young]You Make Me Feel So Young マック・ゴードン作詞、ジョウゼフ・マイロウ作曲の1946年の作品で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使われた曲だ。そのなかではヴェラ・エレンとフランク・ラティモア Frank Latimore が歌い、またヴェラ・エレンとチャールズ・スミス Charles Smith が夢の中のバレエの設定でこの曲で踊った。
[You Made Me Love You (I Didn’t Want to Do It)]You Made Me Love You (I Didn’t Want to Do It) これはジェイムズ・V・モナコがニューヨークでダンス・バンドを率いていたときにつくった曲で、1913年の作品である。作詞はジョウゼフ・マッカースィで、ブロードウェイ・レヴュー【Honeymoon Express】に使われた。それからずっと後の1973年のミュージカル【Irene】のリヴァイヴァルにも使われている。最初はアル・ジョルソンが歌ってヒットにしたが、片膝をついて両手を聴衆のほうに伸ばして訴えるように歌い、彼の看板になったスタイルをつくりあげた曲でもあった。しかし息の長い曲でそれから何度も多くの人が歌ってリヴァイヴァルさせている。
[You Keep Coming Back Like a Song]You Keep Coming Back Like a Song アーヴィング・バーリンが1943年に書いたものだが、3年後のミュージカル映画『Blue Skies』(Paramount)に使われ、そこではビング・クロズビィが歌った。
[You Go to My Head]You Go to My Head これはガレスピとクーツが書いて’38年に出版された曲で、映画、ミュージカルとは関係がない。実際にはその二年前に書きあげていたのだが、どこの楽譜出版社にも断られ、[Till We Meet Again]を出した会社レミックがとうとうこれを引き受けて出版した。
[You Don’t Know What Love Is]You Don’t Know What Love Is ドン・レイ、ジーン・ドポールがつくった曲で、’41年のミュージカル映画『Keep ’Em Flying』(Universal)に使われた。この映画は日本では凸凹でとおっているアボットとコステロ主演で、戦時中ゆえに彼らが空軍に入る話しだった。
[You Do Something to Me]You Do Something to Me 1929年のコール・ポーターの作品で、同年のミュージカル【Fifty Million Frenchmen】に使われた曲である。そのなかではウィリアム・ギャクストンとジュネヴィーヴ・トウビン Genevieve Tobin が歌った。
[You Came a Long Way from St. Louis]You Came a Long Way from St. Louis ピアニストでアレンジャーのジョン・ベンソン・ブルックスの曲で、スィドニー・キース・ラッセルが歌詞をつけた1948年の作品である。最初の録音はレイ・マッキンリーの楽団がやっている。
[You Brought a New Kind of Love]You Brought a New Kind of Love これはサミー・フェイン、アーヴィング・カールの二人が書き、’30年の映画『The Big Pond』(Paramount)のためにつくられた曲だ。そのなかではモーリス・シェヴァリエが歌った。
[You Belong to Me]You Belong to Me ピー・ウィー・キング、レッド・ステュアート、チルトン・プライスの三者のクレディットになっている1952年の作品である。最初に録音したのはジョニィ・ジェイムズで、これが彼女の最初のレコードでもあった。