[They Say it’s Wonderful]They Say it’s Wonderful アーヴィング・バーリンが1946年のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いたもので、そこではエセル・マーマンとレイ・ミドルトンが歌った。また映画『Annie, Get Your Gun』ではベティ・ハットンとハワード・キールが歌った。
[There’s No Business Like Show Business]There’s No Business Like Show Business アーヴィング・バーリンが1946年のロジャーズ/ハマースタイン製作のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いた曲で、そのなかでは第一幕でレイ・ミドルトンとウィリアム・オニール William O’Neal が歌い、またフィナーレで全員が歌った。
[Supper Time]Supper Time アーヴィング・バーリンが1933年のレヴュー【As Thousands Cheer】に書いた曲で、そこではエセル・ウォーターズが歌った。このショウの看板はマリリン・ミラーだったが、ウォーターズがこの曲を歌うと観客は何度も彼女をステイジに呼びかえし、ショウを止めてしまったという。
[Song Is Ended (But the Melody Lingers On), The]The Song Is Ended (But the Melody Lingers On) アーヴィング・バーリンが1927年につくった曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。バーリンの’20年代後半から’30年代初めにかけては、結婚し長女も生れて一番いいときだったと思われるが、仕事の面から見ると、どうもわるい時期だったようだ。
[Say It Isn’t So]Say It Isn’t So アーヴィング・バーリンのミュージカルや映画に関係のない数少ないヒット曲の一つで、1932年の作品だ。このころは映画『Reaching for the Moon』(United Artists, ’31)の失敗もあって、彼にとって非常に不毛な時期だった。
[Russian Lullaby]Russian Lullaby アーヴィング・バーリンが、1927年11月末に長女メアリィ・エリンが生れたときに書いた曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。ナット・シャピーロ編《Popular Music: Vol. 5》にはロクスィ劇場の初日の夜にダグラス・スタンベリィ Douglas Stanbury が歌ったとあるが、これはほかの資料では確認できなかった。
[Remember]Remember 1924年のクリスマスの25日にアーヴィング・バーリンが恋する人エリン・マッキィに寄せて書いた曲で、ミュージカルや映画とは関係ない。ちょうどこのとき彼女は旅行に出ていて、つのる想いをせつせつと歌って彼が書きつづった曲だ。
[Reaching for the Moon]Reaching for the Moon アーヴィング・バーリンがつくり、1931年の同名の映画『Reaching for the Moon』(United Artists)に使われた曲で、そのなかではインストゥルメンタルとして使われた。
[Puttin’ on the Ritz]Puttin’ on the Ritz アーヴィング・バーリンが書いて1930年の同名の映画『Puttin on the Ritz』(United Artists)に使われた曲で、そのなかではハリー・リッチマンが歌った。
[Pretty Girl Is Like a Melody, A]A Pretty Girl Is Like a Melody アーヴィング・バーリンが1919年版のズィーグフェルド・フォリーズに書いた曲で、そのなかではテノールのジョン・スティール John Steel が歌った。1907年から始まったズィーグフェルド・フォリーズは複数のソングライターの曲を使うことが多く、この’19年版でもバーリンのほか数人の曲を使っている。