[Night Has a Thousand Eyes, The]The Night Has a Thousand Eyes この曲はバディ・バーニアー作詞、ジェリィ・ブレイニン作曲で、’48年の映画『The Night Has a Thousand Eyes』に挿入された同名の主題歌とされている。
[Night and Day]Night and Day これはコウル・ポーターの曲のなかでももっとも有名なもので、’32年のミュージカル【Gay Divorce】に使われ、そのなかでは主演のフレッド・アステア(1899-’87)が歌った。このショウは248回続き、不況期にしては悪くもなく良くもないというところだった。ショウの準備段階でポーターはアステアを主役に望み、アステアもポーターが弾くこのなかの一曲[After You, Who]を聴いただけで感激してこのショウへの出演を承諾し、この組合せは非常に成功した。
[Nice Work If You Can Get It]Nice Work If You Can Get It ジョージとアイラのガーシュウィン兄弟の作で、’37年のRKO映画『A Damsel in Distress』に挿入使用された。この映画はフレッド・アステア主演で、ジンジャー・ロジャーズがミュージカルつづきで休息を申し入れたために、代りにジョウン・ファウンテンが相手役をつとめた。
[New York, New York]New York, New York コムデンとグリーンのコンビが作詞し、レナード・バーンスタイン作曲で、’44年12月28日に開演したミュージカル【On the Town】に入れられた曲で、なかでは冒頭でジョン・バトルズ、アドルフ・グリーン、クリス・アレグザンダーが歌った。
[New York State of Mind]New York State of Mind ビリー・ジョエルが1975年につくり、’76年5月に発表したアルバム《Turnstiles》に入れられた曲である(Turnstiles は地下鉄などの回転式改札)。彼は’71年に最初のアルバム《Cold Spring》を出した(’72年という記述もあった)が、まだ彼の曲はあまりヒットせず、そのあと’73年に生活苦で仕方なく西海岸に行った。
[Nevertheless]Nevertheless この曲はキャルマー作詞、ルビー作曲の’31年につくられたもので、映画やミュージカルとは関係がない。クレディットでは作詞作曲とも二人になっている。当初はビング・クロズビィとルディ・ヴァレーがそれぞれのラジオ番組で歌い、またレコードもつくってヒットした。
[Nearness of You, The]The Nearness of You この曲は、’40年にホウギィ・カーマイケルが作曲し、ネッド・ワシントンが作詞したとクレディットのうえではなっていて、映画、ミュージカルとは関係ないが、正確にはカーマイケルがパラマウント映画の仕事をしていた’37年につくったものらしい。
[Nature Boy]Nature Boy これはイーデン・アーベズという素人のソングライターが書いた曲で、’48年にナット・キング・コールが歌って大きなヒットとなった。それは’47年6月にナット・コールがロサンジェルスで仕事をしているときだったが、ある日、長髪で顎髭をのばした男が訪ねてきた。
[My Silent Love]My Silent Love デイナ・スースの曲にエドワード・ヘイマンが歌詞をつけたもので、映画、ミュージカルとは関係のない1932年の作品だ。元はスースの[Jazz Nocturne]というインストゥルメンタル曲で、それをポップ・ソングとして完成させた。
[My Shining Hour]My Shining Hour これはジョニー・マーサー作詞、ハロルド・アーレン作曲でつくられ、1943年のミュージカル映画『The Sky’s the Limit』(RKO)に使われた曲だ。そのなかではフレッド・アステアが歌った。