[Old Devil Moon]Old Devil Moon E・Y・ハーバーグ作詞、バートン・レイン作曲で、1947年のミュージカル【Finian’s rainbow】に入れられた曲だ。そのなかではエラ・ロウガン Ella Logan とドナルド・リチャーズ Donald Richards が歌った。
[Oh, Look at Me Now]Oh, Look at Me Now これはトミー・ドースィ楽団のピアニストだったジョウ・ブシュキンがジョン・ドヴリーズとともに’41年に書いた曲で、当時やはり同楽団の専属だったフランク・シナトラが歌ってヒットさせた。軽いスウィング・ナンバーとしてブシュキンの代表作である。
[Oh, Lady, Be Good]Oh, Lady, Be Good これは’24年末のミュージカル【Lady, Be Good】にガーシュウィン兄弟が書いた曲で、その曲名はレコードなどでは Oh がとれていることもあるが正確には Oh, Lady, Be Good と題されていた。
[Oh, How I Hate to Get Up in the Morning]Oh, How I Hate to Get Up in the Morning 1918年にアーヴィング・バーリンが軍隊に入り、いわばその第一声としてつくった曲で、それは曲名の意味からも察せられるだろう。
[Nobody’s Sweetheart]Nobody’s Sweetheart カーン、アードマン、マイヤーズ、シューベルの四人の’24年の作で、レヴュー【The Passing Show of 1923】がニューヨークで開演したあと、暫くしてから挿入され使われた。
[No Moon at All]No Moon at All レッド・エヴァンズ、デイヴィド・マンの二人による1949年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。大きなヒットではなく、チャートでは’53年1月にエイムズ・ブラザーズの歌で、レス・ブラウンとバンド・オヴ・リナウンのものが21位に入っているだけだった。
[Nightingale Sang in Berkeley Square, A]A Nightingale Sang in Berkeley Square エリク・マシュウィツとマニング・シャーウィンがロンドンで成功させた1940年のレヴュー【New Faces】に挿入された曲で、イギリス製の曲だがジャズ・スタンダード曲に入れていいと思う。地味だが歌手やミュージシャンになかなか人気のある曲である。
[Night We Called It a Day, The]The Night We Called It a Day ’41年にマット・デニスが曲を書き、トム・アデアが歌詞をつけたものだが、’44年にはユニヴァーサルのミュージカル映画『Sing a Jingle』に使われている。と言ってもこの曲はそう有名ではなく、知っている人は少ないかもしれない。ただ歌っている人は多く、シナトラに始まって、ジョウ・スタッフォード、ジューン・クリスティ、クリス・コナー、カーメン・マクレエ、それからマット・デニス自身の弾き語り、と捜せばまだまだあるかもしれない。
[Night Train]Night Train テナーサックス奏者のジミー・フォレストが1952年につくったインストゥルメンタル曲で、オスカー・ワシントンとルイス・C・スィンプキンズの二人が歌詞をつけたものだ。
[Night in Tunisia, A]A Night in Tunisia 言わずと知れたディズィ・ガレスピの曲で、ピアニストのフランク・パパレリとの共作になっている。バップ・テューンの代表的なもので、ガレスピがアフロ・キューバン・リズムに傾倒し始めていたときの作品だ。