[One I Love Belongs to Somebody Else, The]The One I Love Belongs to Somebody Else これはガス・カーン作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲でミュージカルや映画とは関係なくつくられ、1924年にジョーンズ楽団の演奏やアル・ジョルソン、ソフィ・タッカーの歌で有名になった曲だ。
[One for My Baby]One for My Baby ジョニー・マーサーとハロルド・アーレンによって書かれ、’43年のRKO映画『The Sky’s the Limit』に使われた。なかでは主演のフレッド・アステアがこれを歌ったが、彼が凱旋した空軍の飛行士の役で、初めて白のタイと黒い燕尾服を着なかった映画だと言われている。しかしこの映画は成功せず、そのままポシャってしまった感があるが、もう一曲この二人が書いた[My Shining Hour]も入っていて、これは’43年のアカデミー主題歌賞にノミネートされ、この2曲は大成功した。
[Once in a While]Once in a While グリーンとエドワーズの二人によって1937年に作られているが、’50年に映画『I’ll Get By』に挿入された以外は、これといって使われていない。
[On the Sunny Side of the Street]On the Sunny Side of the Street フィールズ、マクヒューのコンビが、ルー・レズリィの’30年のレヴュー【International Revue】のために書いた曲で、そのなかではハリー・リッチマンとガートルード・ローレンスによって歌われた。
[On the Street Where You Live]On the Street Where You Live これはラーナーとロウのミューズィカル【My Fair Lady】に挿入された曲で、’56年の作品だ。そのミューズィカルでは登場人物のフレディ Freddy Eynsford-Hill を演じたマイケル・キング John Michael King がこれを歌った。そして’57年にヴィク・ダモンがコロンビアに吹きこんだレコードが売れてヒットした。
[On Green Dolphin Street]On Green Dolphin Street ラナ・ターナー Lana Turner、ヴァン・ヘフリン Van Heflin、ドナ・リード Donnna Reed らが主演した’47年の映画『Green Dolphin Street』の主題歌で、音楽を担当したブロニスロー・ケイパーの書いた曲にネッド・ワシントンが作詞している。
[On a Slow Boat To China]On a Slow Boat To China これはフランク・レッサーが映画やミュージカルとは関係なく’48年につくった曲で’48年と’49年のヒット・ソングとなった。
[On a Clear Day (You Can See Forever)]On a Clear Day (You Can See Forever) これはアラン・J・ラーナー作詞、バートン・レイン作曲で1965年10月17日に開幕したミュージカル【On a Clear Day You Can See Forever】に使われた曲だ。翌年ラーナーの書いた脚本とともに楽譜が出版されたので、そのせいでクレディットが’66年になっているようだ。
[Ol’ Man River]Ol’ Man River ハマースタイン二世とカーンによる’27年のミュージカル【Show Boat】のなかの曲で、そのなかではジュールス・ブレドソウ Jules Bledsoe とコーラスが歌った。
[Old Folks]Old Folks ウィラード・ロビソンの1938年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。スティーヴン・フォスターの[Old Folks at Home](邦題は[スワニー川])は有名だが、もちろんこれは別の曲でそれに較べればはるかに地味なものの、歌よりもジャズ・ミュージシャンに多く採りあげられて案外人気のある曲である。