[Recado Bossa Nova (The Gift)]Recado Bossa Nova (The Gift) もとはブラジル人の手になる曲だが、この二人の人物はブラジルでは知られていないようで、どうやらアメリカ在住のブラジル人らしい。もちろんこの歌にはブラジル語の歌詞がついていて、ブラジルでもヒットした。
[Reaching for the Moon]Reaching for the Moon アーヴィング・バーリンがつくり、1931年の同名の映画『Reaching for the Moon』(United Artists)に使われた曲で、そのなかではインストゥルメンタルとして使われた。
[Puttin’ on the Ritz]Puttin’ on the Ritz アーヴィング・バーリンが書いて1930年の同名の映画『Puttin on the Ritz』(United Artists)に使われた曲で、そのなかではハリー・リッチマンが歌った。
[Prisoner of Love]Prisoner of Love リーオ・ロビン作詞でラス・コランボ、クラレンス・ギャスキル作曲の’31年の作品で、ミュージカルや映画とは関係なくつくられている。コランボが自分のオーケストラで歌い、最初にレコードにした。
[Pretty Girl Is Like a Melody, A]A Pretty Girl Is Like a Melody アーヴィング・バーリンが1919年版のズィーグフェルド・フォリーズに書いた曲で、そのなかではテノールのジョン・スティール John Steel が歌った。1907年から始まったズィーグフェルド・フォリーズは複数のソングライターの曲を使うことが多く、この’19年版でもバーリンのほか数人の曲を使っている。
[Pretty Baby]Pretty Baby これはピアニストのトニー・ジャクソンが書いた古い曲で、ガス・カーンが作詞し、【The Passing Show of1916】に使われた曲だ。そのショウに使われたときに多分エグバート・ヴァン・アルスタインがヴァースをつけ加えたようで、彼の名もクレディットに入っている。
[Prelude to a Kiss]Prelude to a Kiss デューク・エリントンの曲のなかでもとくに粋なものとして知られている曲で、アーヴィング・ゴードンとアーヴィング・ミルズの二人との共作になる’38年の作品だ。
[Preacher, The]The Preacher ’50年代末から’60年代初めにかけてやってきた空前のジャズ熱は、アメリカにおいてだけでなくヨーロッパや日本でも大変なものだったし、むしろ外国でのこのジャズ熱がアメリカでのそれをさらに触発したとも考えられなくはない。
[Poor Butterfly]Poor Butterfly これはジョン・L・ゴールデンとレイモンド・ハベルが’16年のショウ【The Big Show】に書いた曲で、その後ヴォードヴィル・ショウにも使われてヒットした。
[Polka Dots and Moonbeams]Polka Dots and Moonbeams これはバークとヴァン・ヒューゼンが、映画や舞台には関係なく書いた曲で、トミー・ドースィ Tommy Dorsey 楽団が、歌はフランク・スィナトラ Frank Sinatra で吹き込んだ1940年のレコードがヒットした。この頃二人はビング・クロズビーとその映画のために書いていて、非常に成功していたので、なんと〝Gold Dust Twins 金粉の双子〞という俗称をもらっていた。それがこの曲と前年の[Imagination]のみ、クロズビーとも映画とも関係なく、トミー・ドースィ楽団のために書いたものだった。