[Thanks for the Memory]Thanks for the Memory これはリーオ・ロビン作詞、ラルフ・レインジャー作曲で1937年のミュージカル映画『The Big Broadcast of 1938』(Paramount)に使われた曲である。そのなかではボブ・ホウプとシャーリー・ロス Shirley Ross が歌った。
[Tenderly]Tenderly この曲はピアニストのウォルター・グロスの曲に歌手のジャック・ローレンスが作詞したもので、’47年の作品である。クラーク・デニスのレコードがキャピトルから出たがそれほど売れず、トランペットのランディ・ブルックス Randy Brooks のレコードで人気が出た。
[Temptation]Temptation アーサー・フリード作詞、ネイスィオウ・ハーブ・ブラウン作曲で、1933年の映画『Going Hollywood』(MGM)に入れられた曲である。そこではビング・クロズビィが歌い、そのレコードはチャートで’33年12月末から翌年初めにかけて3位まで上がり、ファーディ・グロウフェ楽団のレコードも同時期に19位までいった。
[Teach Me Tonight]Teach Me Tonight これはサミー・カーンとジーン・ド・ポールが組んだ最初の作品で、’54年の曲である。当時カーンは映画会社のワーナーに所属していて、そこのスタジオでド・ポールとこの曲を書いた。
[Tea for Two]Tea for Two これはアーヴィング・スィーザー作詞、ヴィンセント・ユーマンズ作曲で’24年につくられ、翌年のミュージカル【No, No, Nanette】に挿入使用された曲だ。
[Taste of Honey, A]A Taste of Honey 作曲家というよりももとはミュージシャンでピアニストだったボブ・スコットが戯曲【A Taste of Honey 蜜の昧】のために書いた曲で、リック・マーロウが作詞している。
[Tangerine]Tangerine これはジョニー・マーサー作詞、ヴィクター・シャーツィンガー作曲で’42年のドロスィ・ラムーア主演の映画『The Fleet’s In』(Paramount)に挿入された曲だ。
[Taking a Chance on Love]Taking a Chance on Love これはヴァーノン・デュークとジョン・ラトゥーシェが曲を担当した’40年のミュージカル【Cabin in the Sky】に挿入された曲で、今はお馴染みになったスタンダード・ナンバーである。
[Take the A Train]Take the A Train デューク・エリントン楽団のおはこで、ビリー・ストレイホーンの’41年の作品だ。ニューヨークの地下鉄の路線がそのまま題名になっていて、ジャズのスタンダード・ナンバーとしてはもっとも知名度の高い一曲である。
[Take Me Out to the Ball Game]Take Me Out to the Ball Game 有名な野球の歌で、いまでもアメリカでは試合のとき七回に観客が立ちあがって歌うから、最近は日本でもよく知られてきた。なんと’08年にジャック・ノーワースとアルバート・フォン・ティルザーが書いたものだ。