[There’s a Small Hotel]There’s a Small Hotel ロレンズ・ハート、リチャード・ロジャーズのコンビでつくられた’36年のミュージカル【On Your Toes】に使われた曲だ。そのなかではレイ・ボルジャー、ドリス・カーソンによって歌われた。
[There’s a Lull in My Life]There’s a Lull in My Life マック・ゴードンが作詞し、ハリー・レヴルが作曲した作品で、1937年の映画『Wake Up and Live』(20th Century-Fox)に使われた曲だ。そのなかではアリス・フェイが歌い、これは彼女のヒット曲となった。
[There Will Never Be Another You]There Will Never Be Another You マック・ゴードン作詞、ハリー・ウォレン作曲で、1942年の作品である。スケイトのソニャ・ヘニーを売り物にした同年の映画『Iceland』(20th Century-Fox)に使われ、ジョン・ペイン John Payne、ジョウン・メリル Joan Merrill、サミー・ケイ楽団らが主演し、ペインがこれを歌った。
[There Is No Greater Love]There Is No Greater Love これはマーティ・サイムズ作詞、アイシャム・ジョーンズ作曲の1936年の作品である。映画、ミュージカルとは関係なく、最初に録音したのはアイシャム・ジョーンズ自らの楽団で、そのデッカのレコードはヒット・チャートで20位までのぼった。
[Then I’ll Be Tired of You]Then I’ll Be Tired of You E・Y・ハーバーグ作詞、アーサー・シュウォーツ作曲の1934年の曲である。この曲はミュージカル、映画に関係なくつくられたようだ。ミュージカル用につくられ没になったとも考えられるが、いずれにしろ資料がほとんど見つからなかった。’34年9月の初めにフレディ・マーティン楽団のレコードがチャートの12位に入り、末にファッツ・ワーラーのレコードが9位に入ってヒットした。
[Them There Eyes]Them There Eyes これはメイスィオウ・ピンカードが書いた曲にドリス・トーバーとウィリアム・トレイスィが作詞したもので、’30年の作品だ。特別大きなヒットというわけではなかったが、それから何度も小さなヒットを重ねてリヴァイヴァルし、とくにルイ・アームストロングやビリー・ホリデイが歌ってスタンダード曲の仲間入りをするようになった。
[That’s My Desire]That’s My Desire 西部劇の主題歌を歌えば並ぶ者がいなかったフランキィ・レインのまさに最初のヒット曲で、1947年3月に出した。しかし作詞、作曲者は彼とは全然関係なく、キャロル・ラヴデイとヘルミィ・クレザが1931年につくっている。
[That’s All]That’s All この曲はボブ・ヘイムズとアラン・ブラントの共作によるもので、1952年につくられている。まったくヒットらしい曲ではなかったが、すぐにジャズ歌手に歌われるようになり、スタンダード曲になった。
[That Old Feeling]That Old Feeling 作詞、作曲がブラウン、フェインとなっているが、事実上はブラウンが作詞し、フェインが作曲したもので、’37年につくられ、’38年のミュージカル映画『Vogues of 1938』(United Artists)に使われた。
[That Old Black Magic]That Old Black Magic ジョニー・マーサー、ハロルド・アーレンの二人がつくった曲で、’42年の映画『Star Spangled Rhythm』(Paramount)に挿入使用された。それにはボブ・ホウプ、ビング・クロズビィ、ディック・パウエルらが出演し、この曲はジョニー・ジョンソンが歌い、またヴェラ・ゾリナが合わせて踊った。