[This Is Always]This Is Always マック・ゴードンとハリー・ウォレンのコンビが1946年につくった曲で、映画『Three Little Girls in Blue』(20th Century-Fox, ’46)に使用挿入された。そこではジューン・ヘイヴァーが歌っている。
[This Is All I Ask]This Is All I Ask 作編曲家のゴードン・ジェンキンズが、曲だけでなく歌詞も書いて仕上げた1958年の曲である。最初に歌ったのはコメディアンのダニー・トーマスで、’58年に自分のTVショウで歌った。
[This Could Be the Start of Something Big]This Could Be the Start of Something Big この曲はコメディアンのスティーヴ・アレンが作詞、作曲したもので、’56年につくられている。映画やミュージカルとは関係なく、それほど有名な曲ではないにしても、ニューヨークやそこで暮らす現代人の生活をリアルに捉えているビリー・ジョエルの[New York State of Mind]や、ロレンズ・ハートの[The Lady Is a Tramp]とも似ていて、通にはなかなか人気のある曲と言えそうだ。
[This Can’t Be Love]This Can’t Be Love ロレンズ・ハート作詞、リチャード・ロジャーズ作曲で、シェイクスピア演劇をミュージカル化した1938年の【スィラキュースから来た男たち The Boys from Syracuse】に使われた曲である。
[They Say it’s Wonderful]They Say it’s Wonderful アーヴィング・バーリンが1946年のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いたもので、そこではエセル・マーマンとレイ・ミドルトンが歌った。また映画『Annie, Get Your Gun』ではベティ・ハットンとハワード・キールが歌った。
[They Didn’t Believe Me]They Didn’t Believe Me ハーバート・レイノルズ作詞、ジェロウム・カーン作曲で’14年のミュージカル【The Girl from Utah】に挿入された曲で、なかではジュリア・サンダーソン Julia Sanderson とドナルド・ブライアン Donald Brian がデュエットで歌った。
[They Can’t Take That Away from Me]They Can’t Take That Away from Me これはジョージとアイラのガーシュウィン兄弟が’37年のミュージカル映画『Shall We Dance』(RKO)に書いた曲である。そのなかではマンハッタン行きのフェリーの上でフレッド アステアがジンジャー ロジャーズに向けてこの曲を歌った。
[They All Laughed]They All Laughed ガーシュウィン兄弟が書いてRKOのミュージカル映画『Shall We Dance? 踊らん哉』のなかに使われた曲で、1937年の作品である。ジンジャー・ロジャーズとフレッド・アステアの歌と踊りの場面でこの曲が登場し、そこでは最初にロジャーズがヴァースとコーラス1を歌い、つぎに二人がこの曲で踊った。
[These Foolish Things]These Foolish Things ジャク・ストレイチー作曲、エリク・マシュウィツ作詞で1935年に作られた曲だ。ロンドンのレヴュー【Spread It Abroad】(’36)に使われた。なかではドロスィ・ディクソン Dorothy Dickson (1893–1995)が歌い、レヴューは200回を超えるくらいで大きなヒットではなかった。マシュウィツはこのときホルト・マーヴェルという芸名も使っていて、ストレイチーとともにイギリス人だが、レヴューではアメリカ人でイギリスに来て仕事をしていたハリー・リンクも加わり、2、3番の歌詞のブリジを担当したという。
[There’s No Business Like Show Business]There’s No Business Like Show Business アーヴィング・バーリンが1946年のロジャーズ/ハマースタイン製作のミュージカル【Annie, Get Your Gun】に書いた曲で、そのなかでは第一幕でレイ・ミドルトンとウィリアム・オニール William O’Neal が歌い、またフィナーレで全員が歌った。