[Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry]Guess I’ll Hang My Tears Out To Dry カーンとスタインが’44年のミュージカル【Glad to See Ya】に書いた作品である。しかしこのミュージカルはトライアウトの段階で閉めてしまい、曲だけがジャズ歌手に歌われてスタンダード曲になった。
[Forty Second Street]Forty Second Street アル・デュビン作詞、ハリー・ウォレン作曲になる’33年のミュージカル映画『42nd Street』(Warner)の主題歌である。そのなかではルビー・キーラーがこれを歌い、ほかにディック・パウエル、ジンジャー・ロジャーズらが出演した。
[For Sentimental Reasons]For Sentimental Reasons ’46年のナット・キング・コールのヒット曲で、その前年にディーク・ワトソンとウィリアム・ベストの二人が書いた曲である。従って映画、ミュージカルとは関係ない。
[End of a Love Affair, The]The End of a Love Affair ピアニストのエドワード・C・レディングが歌手のメイベル・マーサーのために書いた曲で、’50年の作品だ。とくにヒットしたというわけではないが、マーサーの影響力ゆえだろうか、以後ビリー・ホリデイやフランク・シナトラも歌うスタンダード曲になった。
[Chattanooga Choo-Choo]Chattanooga Choo-Choo ゴードン作詞、ウォレン作曲でグレン・ミラー楽団が’41年に録音した曲だ。そしてそのレコードがヒットして、同年の映画『Sun Valley Serenade』(20th Century-Fox)に使われた。
[Bill]Bill カーンが作曲し、ウドハウスが作詞し、ミュージカル【Show Boat】に使われた曲だ。舞台ではヘレン・モーガンが歌い、彼女の歌も彼女も大変有名になった。また’36年のユニヴァーサルの映画化『Show Boat』でもやはり彼女が歌い、’51年のMGM版ではエヴァ・ガードナーが歌っている。
[Best Things in Life Are Free, The]The Best Things in Life Are Free デスィルヴァ、ブラウン、ヘンダーソンの三人組が’27年のミュージカル【Good News】に書いた曲で、なかではメアリィ・ローラー Mary Lawlor とジョン・プライス・ジョーンズが歌った。
[Baby, It’s Cold Outside]Baby, It’s Cold Outside フランク・レッサーが’48年に書き、’49年の映画『Neptune’s Daughter』(MGM)に使われた。この映画はエスター・ウィリアムズ主演のコメディで、リカルド・モンタルバン Ricardo Montalban、レッド・スケルトン、ベティ・ギャレットらが出演し、なかではウィリアムズとモンタルバンがこの曲を歌い、そのコメディ版をスケルトンとギャレットが歌った。
[And the Angels Sing]And the Angels Sing ベニー・グッドマン楽団に在籍していたトランペッターのズィギィ・エルマンが作曲し、最初は Fralich in Swing という名でバンドのインストゥルメンタルとして発表された曲だ。
[Ain’t We Got Fun]Ain’t We Got Fun カーンとイーガンが作詞し、ホワイティングが作曲した’21年の曲で、ヴォードヴィルでジョージ・ワッツ George Watts が最初に歌った。