[Time for Love, A]A Time for Love 1966年の映画『An American Dream』に使われた曲で、ジョニー・マンデルが作曲し、それにポール・フランスィス・ウェブスターが作詞した。そのなかでは主演のジャネット・リーが歌ったが、声はジャッキー・ウォード Jackie Ward が吹き替えていた。
[Time After Time]Time After Time この曲は1947年の映画『It Happened in Brooklyn』のなかでシナトラによって歌われたが、当時ジミー・ドースィ、トミー・ドースィ、テディ・ウィルソンのそれぞれのオーケストラでレコーディングされ、以後多くの人に歌われて、今はもうお馴染みの曲になっている。
[Till We Meet Again]Till We Meet Again イーガン作詞でホワイティング作曲の’18年の作品だが、ちょうど第一次大戦のさなかで、戦争の影響を受けて大ヒットとなった曲である。
[Tiger Rag]Tiger Rag ディクスィランド・ジャズのスタンダードとしてあまりにも有名なこの曲は、オリジナル・ディクスィランド・ジャズ・バンド ODJB の1917年のクレディットになっていて、ハリー・ディコスタが作詞している。
[Thrill Is Gone, The]The Thrill Is Gone 【George White’s Scandals ジョージ・ホワイトのスキャンダル1931年版】に入れられた曲で、ブラウンとヘンダーソンが作詞と作曲を担当している。この【スキャンダル】シリーズはミュージカルと言うよりはレヴューで、音楽と笑いと踊りをおりまぜた気楽に楽しめるショウだった。
[Three Little Words]Three Little Words キャルマーとルビーの二人が、’30年のエイモスとアンディ Amos ’n’ Andy の映画『Check and Double Check』(RKO)に書いた曲で、なかでデューク・エリントン楽団の伴奏でビング・クロズビィが歌った。
[Thou Swell]Thou Swell これはロジャーズ&ハートの作で、マーク・トウェインの小説にもとづいた1927年のミュージカル【A Connecticut Yankee】に使われた曲だ。そのなかではウイリアム・ギャクストンとコンスタンス・カーペンター Constance Carpenter がこれを歌った。
[This Year’s Kisses]This Year’s Kisses アーヴィング・バーリンが書いて1937年のミュージカル映画『On the Avenue』(20th Century-Fox)に使われた曲である。そのなかではアリス・フェイが歌った。
[This Masquerade]This Masquerade リアン(正確にはアメリカ発音でリアンという発音が最も近い)・ラッセルの作った曲で、[Tight Rope]という曲の裏面で出され、あまり目立たなかったが、ジョージ・ベンソンの’76年のヒットで大変有名になった。ビルボードでは10位に、カナダでは8位にまで昇った。またベンソンの歌は’77年度のグラミー賞をもらっている。
[This Love of Mine]This Love of Mine 映画、ミュージカルとは関係なく、フランク・シナトラが作詞し、ソル・パーカーとヘンリー・サニコウラの二人が作曲した’41年の曲だ。トミー・ドースィ楽団時代のシナトラが歌ったヒット曲は多いが、シナトラ自身が作詞しているという点でこれは珍しい曲である。