[You Are the Sunshine of My Life]You Are the Sunshine of My Life これはスティーヴィ・ワンダーの曲で、最初に現れたのは’72年の11月に出たモウタウンの彼のアルバム《Talking Book》の第一トラックとしてだった。が本当はそれより二年前につくられたらしい。
[Yesterday]Yesterday ビートルズの結成後、初期の大きなヒットの一つとなった曲だ。’65年6月に録音され、9月に発売されたが、その後これはジャズ歌手にも多く歌われ、ビートルズ・ファン以外の一般の人にもかなりよく知られるようになった。ポール・マッカートニーの作らしいが、それまですべてクレディットは二人の共作になっていたので、これもそうなった。
[Wives and Lovers]Wives and Lovers ‘63年にデイヴィド/バカラック組が書いた曲で、多くの人が歌ったが、ジャック・ジョーンズ Jack Jones のレコードが翌年のグラミー賞をもらった。これはまだ作詞曲の二人がそれほど有名にはなっていない初期のヒット作で、いくらかジャズっぽさが感じられる。というわけでジャズ歌手も結構とりあげている。
[New York State of Mind]New York State of Mind ビリー・ジョエルが1975年につくり、’76年5月に発表したアルバム《Turnstiles》に入れられた曲である(Turnstiles は地下鉄などの回転式改札)。彼は’71年に最初のアルバム《Cold Spring》を出した(’72年という記述もあった)が、まだ彼の曲はあまりヒットせず、そのあと’73年に生活苦で仕方なく西海岸に行った。
[Goin’ Out of My Head]Goin’ Out of My Head ポップス歌手のテディ・ランダゾとボビィ・ワインスタインが’64年につくった曲で、当初黒人五人組のリトル・アンソニィとインペリアルズ Little Anthony and the Imperials のレコードでヒットした。
[Go Away Little Girl]Go Away Little Girl ジェリィ・ゴフィンとキャロル・キングの1962年の曲で、翌’63年にスティーヴ・ローレンスが歌ってヒットした。これはヒットチャートのトップまで昇る大きなヒットだった。
[For Once in My Life]For Once in My Life ロナルド・ミラー作詞、オーランド・マーデン作曲で’65年に作られた曲だが、’66年にトニー・ベネットが歌ってヒットし、さらに’68年にスティーヴィ・ワンダーが歌って大きなヒットとなった。
[Don’t Go to Strangers]Don’t Go to Strangers レッド・エヴァンズ作詞で、アーサー・ケントとデイヴィド・マンの作曲でつくられた1954年のポップソングである。映画、ミュージカルとは関係ない。三者とも作曲家で、作詞が誰かは資料によって違うため正確には決めがたかったが、エヴァンズが作詞を担当したというのがたぶん正しいようだ。