[It Came upon the Midnight Clear]It Came Upon the Midnight Clear これはマサチューセッツ州ウェイランド Wayland の統一教会派の教区牧師だったエドマンド・ハミルトン・スィアーズが歌詞を書いたもので、1849年に Christian Register というボストンの教会報12月29日号に載せられた。
[I Wonder as I Wander]I Wonder as I Wander これはトラディショナル曲のようであるが、もうあまり確実なことは判らない。歌手でもあり若いときからとても熱心なフォークソングの収集家であったジョン・ジェイコブ・ナイルズが1933年にノース・キャロライナ州で蒐集し、書きとって編曲し仕上げた。
[I Saw Mommy Kissing Santa Claus]I Saw Mommy Kissing Santa Claus これはトミー・コナーの作品で、1952年のヒット・クリスマス曲である。イギリスではビヴァリー・スィスターズ Beverly Sisters が歌い、アメリカではジミー・ボイド Jimmy Boyd の歌が素朴な味を出してたいへん有名になった。
[I Heard the Bells on Christmas Day]I Heard the Bells on Christmas Day この曲の歌詞はハーヴァード大学で17年間教えていた文学者で詩人のヘンリー・ワズワース・ロングフェロウ(1807-1882)が、アメリカの南北戦争の最中の1863年に書いたもので、クリスマス讃歌でありまた反戦歌でもあった。
[Holly Jolly Christmas, A]A Holly Jolly Christmas これは[Rudolph the Red-Nosed Reindeer]で有名になったジョニー・マークスの1962年の曲である。〝ルドルフ〞のヒット以来、彼はクリスマスなどの祝祭日曲専門のようなソングライターになった。
[Holly and the Ivy, The]The Holly and the Ivy これはイギリスのトラディショナルと言われる歌詞に、フランスの古いメロディをつけた1700年ごろの曲である。だが歌詞はキリスト教以前のドゥルイド教時代まで、おそらく千年くらい遡ると言われる。
[Here We Come A-Caroling (Here We Come A-Wassailing)]Here We Come A-Caroling (Here We Come A-Wassailing) これはもとの名を[The Wassail Song]といったように、イギリスのいわゆるワセイル・ソングである。ワセイル・ソングとはクリスマスや十二夜にワセイル鉢に入れた軽い酒を飲み健康を祈って乾杯する唄のことを言う。
[Here Comes Santa Claus]Here Comes Santa Claus カントリー・ウェスタンの歌手で西部劇映画のスターでもあったジーン・オートリィ(1907-’98)がオウクリィ・ホールドマン(’09-’86)と書いた曲で、彼自身のレコードが’49年にヒットした。
[Have Yourself a Merry Little Christmas]Have Yourself a Merry Little Christmas これはラルフ・ブレイン、ヒュー・マーティンの二人が1943年のMGMのミュージカル映画『Meet Me in St. Louis』に書いた曲である。そのなかではジュディ・ガーランドが歌った。この映画はヴィンセンティ・ミネリ監督、アーサー・フリード制作の手堅いミュージカルで評判も良かった。
[Hark! The Herald Angels Sing]Hark! The Herald Angels Sing これはメソディスト派教会を設立したジョン・ウェズリー John Wesley の弟チャールズ・ウェズリー(1707-1788)が書いた歌詞で、1739年に出された《賛美歌と聖歌詩集 Hymns and Sacred Poems》という曲集に載せられた。