1946
作詞・曲/ジョン・ベンソン・ブルックス John Benson Brooks,スィドニー・キース・ラッセル Sidney Keith Russell
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- 解説、英詞、日本語訳
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これはピアニストでアレンジャーのジョン・ベンソン・ブルックスの曲で、スィドニー・キース・ラッセルが歌詞をつけた1948年の作品である。最初の録音はレイ・マッキンリーの楽団がやっている。これは黒人のR&B系の人の曲かと思っていた人が多いかもしれない。私もそう思ったがじつは全然違い、ミュージカル、映画とも関係なく、ビッグバンド系のアレンジャーによるビッグバンドに書かれた曲である。歌手でドラマーのレイ・マッキンリー(’10-)は、ドースィ兄弟の楽団とその分裂後のジミー・ドースィ楽団のドラマーを歴任しているが、戦時中はグレン・ミラー楽団に入り、ヨーロッパ戦線で慰問演奏をしていた。が戦争末期の’44年にミラーが亡くなり、そのあとを受けて’45年末まで同バンドを率い(のちに’56年から’66年までまた同バンドのリーダーをつとめるが)、’46年から’50年まで自分の楽団を結成していた。これはちょうどそのころの曲で、彼が小編成のグループとともに歌って、’48年にチャートで13位まで昇った…
── 本文より