1931
英詩/L・ウルフ・ギルバート L. Wolfe Gilbert,マリオン・サンシャイン Marion Sunshine
作曲・原詩/モイセ・スィモン Moises Simons
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- 解説、英詞、日本語訳
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これはキューバの曲で、英詩をつけて1931年にアメリカでヒットした、いわばラテン・ヒット曲の草分け的存在である。もともとハヴァナの若いピアニストのモイセ・スィモンが’26年(’28年という表記もあった)に書いた[El Manisero]という曲で、すでにキューバで有名になっていた。楽譜出版大手のマークスの社長 E. B. Marks の息子ハーバート Herbert Marks がキューバへ旅行したときにこれを聴き、父に英詩をつけてぜひ出版したほうがいいと勧め、それは早速ルイス・リテンバーグ Louis Rittenberg の英詩で出版された。だがキューバのバンド・リーダーのドン・アスピアス Don Azpiazu は、義理の姉妹マリオン・サンシャインが書いた英詩を作詞家のウルフ・ギルバートに手直ししてもらってすぐにレコードを出し、’31年にニューヨークで彼のバンドがデビューすると、この曲はあっという間に大きなヒットとなった…
── 本文より