1944
作詞/アーヴィング・ミルズ Irving Mills
作曲/ナット・キング・コール Nat ‘King’ Cole
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- 解説、英詞、日本語訳
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これはナット・キング・コールがまだ無名時代に書いたもので、彼の出世の発端となった曲だ。彼のこの曲のレコードは1943年11月に出ているが、それまですでに演奏していたというからもう少し前に書かれたものだろう。またこの曲は同年半ばごろに封切られた映画『Here Comes Elmer』(Republic)に使われているので、書かれたのはさらにそれ以前ということになる。クレディットでは1944年だが書かれたのは2,3年前のようだ。この歌詞は、彼が父の教会できいた説話に基づいているという。彼の父エドワード・コールズ Edward Coles はシカゴのバプティスト教会の牧師だった。そして彼、Nat Coles は、LAで演奏していたときに酔っぱらった客がふざけて紙の冠を作って彼の頭にかぶせたときから、King の名がついて、Nat King Cole となった。そしてハリウッドのクラブ Swanee Inn で仕事を得たとき、店長とは4人で契約したが、当日ドラマーが現れなかったので結局ギター、ベースのトリオになり、あの有名なキング・コール・トリオの編成ができたわけだ…
── 本文より