1916
作詞/ジョン・L・ゴールデン John L. Golden
作曲/レイモンド・ハベル Raymond Hubbell
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- 解説、英詞、日本語訳
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- ストリーミング
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これはジョン・L・ゴールデンとレイモンド・ハベルが’16年のショウ【The Big Show】に書いた曲で、その後ヴォードヴィル・ショウにも使われてヒットした。このショウはバレリーナのアンナ・パヴロア Anna Pavlova の踊りを主にしたもので、ニューヨークのヒポドロウム Hippodrome で開催され、当時ニューヨークじゅうの話題となった。これは、彼女とニジンスキーら、ディアギレフのロシア・バレエ団がちょうどパリからニューヨークにきたところだったので、企画されたものだった。このロシア・バレエ団のアメリカ渡来は、近づいてきた革命を察知してロシアから逃げだす文化的難民の言わば第一波だった。というわけでこのショウはややクラシカルなものだったから、当初はヴァイオリニストのフリッツ・クライスラー Fritz Kreisler などのクラシックの奏者、歌手がコンサートでこの曲を唱奏したが、のちにポール・ホワイトマンなどのジャズっぽい演奏のレコードが売れて、スタンダード曲として定着していった…
── 本文より