これはレッド・エヴァンズ、デイヴィド・マンの二人による1949年の曲で、ミュージカル、映画とは関係ない。大きなヒットではなく、チャートでは’53年1月にエイムズ・ブラザーズの歌で、レス・ブラウンとバンド・オヴ・リナウンのものが21位に入っているだけだった。しかしナット・キング・コールほかジャズ歌手が歌うようになって、魅力もあり人気のある曲となった。

レッド・エヴァンズ（1912-）はミスィスィッピー生れだが、アリゾナの大学を出た。最初はカントリーやヒルビリィの歌手をやり、オカリナ奏者でもあったが、その後ダンス・バンドのサックスとクラリネット奏者になった人だ。テディ・ウィルソンやホレス・ハイトなどの楽団で演奏したのちに、自ら楽譜出版社とレコード会社をつくった…

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