コムデンとグリーンのコンビが作詞し、レナード・バーンスタイン作曲で、’44年12月28日に開演したミュージカル【On the Town】に入れられた曲で、なかでは冒頭でジョン・バトルズ、アドルフ・グリーン、クリス・アレグザンダーが歌った。これは元はジェロウム・ロビンズ振付のバーンスタインのバレエ曲［Fancy Free］で、コムデンとグリーンが台本を書き同じロビンズ振付でそれがミュージカル化されたものだった。バーンスタインら四人にとっては初めてのミュージカルだったが、かなり成功した。ただしその成功は、多分に、台本やバレエ場面を短くしたりして手を入れた演出のジョージ・アボットの力量に負ったようだ。また’49年の映画化ではジーン・ケリー、フランク・シナトラ、ジュールス・マンシン Jules Munshin が歌い、この作品もミュージカル映画の傑作に数えられている…

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