これはライオネル・ハンプトンの最大傑作と言うべき曲で、1947年の作品だ。クレディット上ではソニー・バークとの共作になっているがその理由は判らない。歌詞は’54年にジョニー・マーサーがつけたものだ。もちろんもとはインストゥルメンタルとして作られ、ハンプトン楽団のデッカのレコードが最初だった。この曲に関しては、それ以上の詳しい資料がなにも見つからなかった。

ライオネル・ハンプトン（1908-2002）はケンタッキー州ルイヴィルに生れたが、将来を嘱望されていたピアニストで歌手の父が若くして第一次大戦で死亡したため、アラバマ州バーミンガム、シカゴと移り住み、ウィスコンスィン州のドミニコ派修道女が教える学校でドラムとピアノを習った…

── 本文より