1928
作詞・曲/アーヴィング・バーリン Irving Berlin
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これはアーヴィング・バーリンが1928年に書いた曲で、’30年のアル・ジョルソン主演の映画『Mammy』(Warner)に挿入使用された。この映画は《Mr. Bones》という戯曲をもとに脚本化したものだったが、同時にバーリン自身が物語りの骨子を考えたものでもあった。それはミンストレル・ショウの裏側を描いていて、エンドマンというミンストレルの主役の一人を主人公にしていた。
ミンストレルのショウは、真ん中に司会者が位置しその両側にミスター・タンボウとミスター・ボーンズの二人のエンドマンがいて、いろいろな面白い会話をして笑わせる設定になっていた。tanbo タンボウはタンバリン(またはそれに近いもの)を持っていたからで、ボーンズも bones 骨(カスタネット状の打楽器)を持っていたからそう呼ばれるようになった。ミンストレルではエンドマンらがコルクを焼いた墨で顔を黒く塗って似非黒人風笑いをおもな主題としていて、全体が黒人を揶揄する内容だった…
── 本文より